「大人はもっと遊びなさい 仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方」成毛 眞
2019/06/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
この本では、元マイクロソフト日本社長の成毛(なるけ)さんから大人の遊び方を教えてもらいます。当たり前のことですが、遊びは遊び。ただ、自分のやりたいように楽しめばいいのです。
成毛さんは、とにかく何でもやってみることだという。やってみれば自分に合うのか合わないのかわかる。手当たりしだいにやってみれば、自分がわかるのです。
・遊びはただただ、子どものように遊べばいいのである(p5)
成毛さんの趣味は、幅広い。読書、ゴルフ、プラモデル、写真撮影、ドライブ、スキューバダイビング、スキー、歌舞伎見物、ワイン、絵を飾るなど。
成毛さんの遊びは、勝つためではありません。無理にやっているのでもない。やりたいからやる。やりたくなくなればやめるのです。大人は経済的に余裕がありますので、子ども時代にできなかったこともできる。自由に遊べる可能性を持っているのでしょう。
・やってみたことがすべて性に合わなくても・・損をした、などとは思わないこと。性に合わないと知ったことは大いなる発見だからだ。それに、その発見が後に覆されることもある(p50)
子どものように遊ばなくなったのは、いつからでしょうかか。大人も子どものように、自分の好きなことをすればいいのだと思いました。
それでも遊ぶのが難しい人は、自分の仕事に近いことから遊んでみてもいいというアドバイスもありましたので、気軽に遊びたいですね。
成毛さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・三十代前半の頃はほとんど遊んでいる時間がなかった・・・この頃の唯一の楽しみは読書だった(p41)
・書評サイト「HONZ」をやってみてよくわかったことがある。それは、アウトプットが前提だと、インプットの質が高まるということだ(p158)
・仕事ばかりしていると、退職後に控えている、もしかすると退職前よりも長いかもしれない人生を、もてあましてしまうことになる(p24)
・まず、仕事に関連する遊びを見つけてみたらいいと思う。たとえば、パン製造会社勤務なら、本職のパンとは少しずれた、近所のスーパーで売っているすべてのプレーンヨーグルトを食べ比べてみるとか、コンビニのコーヒーを飲み比べてみるとか、そういったじつに手軽なことから始めるのだ(p37)
・遊びに優劣はない。ねばならないものもない。好きに楽しめばいいのである(p31)
・「趣味」と公言するのがはばかられると思うなら、「最近ハマっている遊び」と言い換えてはどうだろうか(p33)
・私は基本的に一人で遊ぶのが好きだが・・・人と一緒のほうが明らかに楽しい遊びの場合は、とにかく誘いまくる・・・そうやって仲間を増やした遊びの一つに、『Ingress』がある(p93)
・最近、大人の間でランニングが大ブームだ。そして、ジム通いにハマる人も多い。その理由の一つは、体育の授業がつまらなかった反動だと思う・・優劣をつけられる・・体育の授業では、上達の仕方を教えてもらえない(p61)
・気楽なゴルフを楽しむ人は、グアムが好きなことが多い・・スキューバダイビングはサイパンかロタがいい(p153)
・ゲームをするなら、遊び続けながらだらだらと支払い額の増す課金ゲームよりも、遊びきり型のゲームがいいと思う・・・私のおすすめはまず、脱出系ゲームだ(p46)
・旅のおおまかなプランをつくるときには、「とっておき旅情報」がいい(p170)
・面白く語れる人とそうでない人がいる・・・決定的なのは場数を踏んでいるかどうかである。プレゼンが上手い人は、プレゼンの練習や本番の数をこなしている人である(p163)
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▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 できる大人は、遊んでいる
第2章 真面目に遊ぶ
第3章 成毛流・新しい遊びの始め方
第4章 ずらせばずらすほど遊びは面白い
著者経歴
成毛 眞(なるけ まこと)・・・1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイトHONZ代表も務める。
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