「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」ふろむだ

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人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

【私の評価】★★★★★(90点)


■「勘違いさせる力」とは
 何でしょうか。


 それは、
 商品であればブランドであり、
 個人でいえば印象です。


 人の感覚というものは
 厳密に正確であることはなく
 いくらかの錯覚を含みます。


 そうした錯覚を理解し、
 うまく使っていくことができれば
 人生のよい波に乗ることが
 できるということです。


・錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、
 いい先輩の丁寧な指導を受け、
 重要な仕事を任され、みんなに助けられ、
 実力アップの機会に恵まれる(p22)


■例えば職場であれば、
 学歴はないよりは
 あったほうがいい。


 仕事も失敗するよりは、
 手堅く処理したほうがいい。


 できるようになるまで訓練するより、
 実際にやってみればいい。


 ブランドや信頼とは
 実は錯覚を最大化するための
 技術であるわけです。


・「失敗は成功の母」などと言われるが、
 実際には、成功のほうが、
 はるかに成功の母だ・・
 錯覚が、成功スパイラルを
 作り出すのだ(p70)


■心理学や統計など
 人が直感的に間違いやすい
 錯覚を集めた一冊でした。


 そしてそうした錯覚を
 マイナスに見るのではなく
 現実のこととして活用していくことが
 大事なのでしょう。
 目の付け所がいいですね~。


 ふろむだ さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・思考の錯覚を理解したほうがいい・・理由・・
 第一に、詐欺に引っかからないように・・・
 第四に、錯覚資産がないと、
 実力をなかなか伸ばせないからだ(p19)


・まずは、いろんなことに、小さく賭ける・・
 そして、たまたま成功して、ハロー効果を
 手に入れられたら、そのハロー効果を使って、
 よりよい環境を手に入れる・・・
 ようは、わらしべ長者の戦略だ(p96)


・多くの人は、「自分は、学歴なんかで
 人を判断しない。本当の実力を見抜いて
 判断しているのだ」と信じているが、
 実際には、思考の錯覚によって、無意識
 のうちに学歴で人を判断している(p231)


・「まだ実力が低いくせに、あちこちに
 自分を売り込むような恥ずかしい奴」と
 バカにするような人間のほうが、
 バカなのだ。最後に笑うのは、そういう、
 一見バカに見える恥さらしな行動をした
 人間なのだから(p225)


・自分に才能があるかないか?を
 悩む時間があったら、その時間を、
 単純に、試行回数を増やすのに投資したほうが、
 はるかに成功確率が高くなる(p100)


・人間には、「実力」という要因を、
 プラス方向であれ、マイナス方向であれ、
 「大幅に過大評価」してしまう
 認知バイアスがある・・・
 実力という要素の影響力を、
 自分が思っているものの半分くらいに
 見積もったほうがいい(p153)


・せっかくいいチャンスがあっても、
 そのチャンスが発生したとき、
 その場にいる人間が、あなたのことを
 「思い浮かべ」ないかぎり、
 そのチャンスは、
 あなたには回ってこない(p222)


・自分よりも優秀なITエンジニアを見かけたら、
 自分の技術力を鍛えて、自分も優秀な
 ITエンジニアになればいい・・・
 できそうもないときは・・
 「自分でやる」モードから「人を使う」
 モードに切り替えればいい(p253)


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■目次

おいしいのは「正しいとしか思えない間違ってること」
自分はハロー効果に騙されないと思ってる人が騙される理由
学生と社会人では人生ゲームのルールが根本的に異なる
誰も卑怯と気づかない卑怯なやり方が最強の勝ちパターン
運ゲーで運を運用して勝つ方法
優秀な人間が運に左右されずに成功する理由
食欲でも睡眠欲でもない、性欲よりもはるかに切実な欲望
なんでも悪く解釈される人とよく解釈される人の違い
ダメな奴はなにをやってもダメという呪いの正体
自分の意思で選択しているとしか思えない
成果主義という名のインチキゲームの裏をかいて勝つ方法
幸運を引き当てる確率を飛躍的に高くする方法
思考の死角に棲む悪魔の奴隷から主人になる
美しき敗者と醜悪な勝者、どちらになるべきか?
有能な人と無能な人を即座に見分けられるのはなぜか?
自分は公平だと思ってるえこひいき上司の脳内
欺瞞が錯覚を大繁殖させる
思考の錯覚のまとめ
錯覚資産を雪だるま式に増やしていく方法



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