「世界が称賛する日本人が知らない日本2「和の国」という"根っこ"」伊勢 雅臣

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世界が称賛する日本人が知らない日本2―「和の国」という

【私の評価】★★★★☆(87点)


■皆さんお馴染みのメルマガ
 「国際派日本人養成講座
 の伊勢さんの一冊です。


 今回は、日本の「根っこ」についてです。


 日本人は昔から楽しそうであった。
 日本人は昔から清潔であった。
 日本には昔から民の幸せを祈る
 天皇という存在があった。


 日本の先人がどうした歴史を
 つむいできたのか知れば、日本が
 「和の国」であるとわかるという。


・大学時代から専門の勉強とは別に
 「国民文化研究会」(現在は公益社団法人)
 で歴史や文化を学び、アメリカが
 「自由の国」なら、我が国は「和の国」という
 「根っこ」があると感じていた(p22)


■さらに、今の日本を見れば
 日本の「和の国」という
 根っこは確信に変わります。


 財布を落としても、帰ってくる。
 戦後、経済復興を果たした。
 砂漠化せず自然が残っている。
 他国の植民地になっていない。


 貧富の差の拡大を批判する人も
 いますが、他国に比べれば
 和の心で弱者に配慮しているのが
 日本なのだということです。


・「お金を拾ったら警察に届ける」と言う日本人が、
 スペイン人、アラブ人、ロシア人などから
 「ナイーブすぎる」「バカだ」「どうして
 警察が信用できる?」と集中砲火を浴びせられる。
 これが現代社会の縮図であろう(p197)


■そんな日本を取り巻く諸国民は、
 そんなに和の心を持っていません。
 正反対であると言えるでしょう


 それでも日本は「和の国」という
 根っこを大切に維持しながら
 外交をしていくべきというのが
 著者の主張です。


 何度騙されても日本は独立を維持し、
 「和の国」であり続けるのです。


 伊勢さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・幕末から明治初期にかけて、日本を訪れた
 外国人がほとんど異口同音に語っているのは、
 日本人がいかにも幸福そうであったという
 点である(p29)


・イザベラ・バードは米沢を見て
 「エデンの園」と形容したが・・本家は
 神が創造してアダムとイブに与えたもので、
 彼ら自身は何の智恵も努力も発揮していない。
 一方、「和の国」は我々の先祖が長い間の智恵と
 努力で自ら築き上げたものである(p66)


・一般に、農耕・牧畜は狩猟・採取よりは
 進んだ文明段階であると考えられているが、
 メソポタミア、エジプト、インダス、
 中国の黄河流域がみな砂漠化していることを
 考えれば、農耕・牧畜が自然破壊を
 伴っていることがよくわかる・・・
 それに比べれば、縄文人たちは一万年以上も
 この日本列島で暮らし、しかも豊かな自然を
 残してくれたのである(p71)


・フランクルのフレームワークを使えば、
 一国民の「根っこ」とは、その国の先人の 
 示した態度価値への共感だと筆者は考える・・
 「父は社員思いで、事業が苦しい時でも
 決して首切りなどせず、それで社員も頑張って、
 事業を発展させてくれた」(p20)


・「近世ヨーロッパの最大の輸出品は暴力であった」
 (ジェフリー・パーカー・・
 まずヨーロッパ人は、南北アメリカ大陸にせよ、
 アフリカ大陸にせよ、自分たちが「発見」した
 土地も原住民も、すべて自分の所有である、
 という極めて自己中心的な原則を適用した(p54)


・かつての中央アメリカの人口は7千万人から
 9千万人と推定されているが、
 スペイン人の侵入後、わずか一世紀の間に、
 350万人に激減している(p57)


・フランクルはこう語る・・・
 よろこびはおのずと湧くものなのです。
 帰結が出てくるように、おのずと湧くのです。
 しあわせは、けっして目標ではないし・・
 それは結果にすぎないのです(p183)


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■目次

はじめに 「令和」は「神意に適った和」
序章 国民の「根っこ」とは何か?
第1章 「和の国」の幸せ
第2章 「和の国」の誕生
第3章 「和の国」の理想
第4章 「和の国」を結ぶ皇室の祈り
おわりに 「根っこ」の回復を祈りつつ



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