【書評】「日本にはびこる「トンデモ左翼」の病理: 中国から帰化して驚いた フォロワー18万人のツイッターで大反響のリベラル批判」石 平
2018/04/10公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
日本の左翼は中国共産党のよう
著者の石(せき)さんは、祖国を共産党に奪われた中国人です。現在は日本に帰化しています。
石さんには、安倍首相を批判する野党と連携する左翼活動家、テレビ、新聞は、中国共産党に見えるようです。安保法制では、野党政治家もデモに参加した大学生も、「安倍政権は「独裁」だ」と批判します。彼らにとっては、民主党政権で多発した強行採決は独裁ではなく、自民党の国会での多数決は独裁なのです。
日刊ゲンダイという新聞は、安部首相に対し何でもかんでも「反安倍」のは「汚物」とか「ヒトラー」など汚い言葉を浴びせかける状況に、石さんは国会で選ばれた一国の首相をそこまで罵るこの新聞の背後に何があるのか考えるのです。
著者にとって、こうした敵対勢力にレッテルを貼り、組織的・暴力的な吊るし上げは、近衛兵がを行った文化大革命と同じに見えるという。
よほど中国にとっては、安倍政権の平和安全保障法制と自由で開かれたインド太平洋構想が困ることだったということなのでしょう。
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)・・日本のメディアの多くが彼らを「若者の代表」として持ち上げてきた。しかし、私の目には、彼らはまるで文革時代の近衛兵のように映った・・首相を「バカか、お前は」と口汚く罵り、国会周辺をデモで取り囲み(p6)
左翼活動家とマスコミの連携
「アベ死ね!」「アベ辞めろ!」と罵声をあびせ、選挙妨害をする。安倍首相が、「こんな人たちに負けるわけにはいきません」と発言すれば、それだけをマスコミはニュースで取り上げて批判する。こうした左翼活動家とマスコミの連携は、今も続いているのです。
日本の新聞、テレビ、政治家、左翼活動家、大学生活動家などが連動している姿を見ると、恐ろしく感じるのは私だけでしょうか。すでに日本にはそうした活動を支援する組織的な体制が完成しているように見えるのです。
日本共産党のあさか由香氏は自衛隊の装甲車が東神奈川駅付近を走っていくのを見て、「怖い世の中になってきた」とコメントしていました。石さんに言わせれば、日本を守るための自衛隊が日本の町を走ることがどうして「怖い」なのでしょうか。
社会党はかつて北朝鮮による日本人拉致の存在を認めませんでした。北朝鮮のミサイル発射に、社民党の又市幹事長が「いたずらに「北朝鮮の脅威」を煽ってはならない」とコメントできるのが日本なのです。
日本の左翼は安倍首相のことを「独裁者」と罵倒しながらその演説を公然と妨害する。彼らは別に、日本国の首相が怖い独裁者とは全然思っていないことの証拠だ。逆に、人の演説を妨害するのは、要するに彼らこそが、人の意見を許さない独裁者思考の人間なのである(p36)
日本人はあまりにお人好し
石さんから見ると日本はよほどお人好しです。中国に「日中友好」として、ODA(政府開発援助)で多額の資金援助を中国に行ったにもかかわらず、感謝すらされずにむしろ軽く見られ、江沢民以来の反日教育を許容しているのですから。
共産化を目指す勢力の怖さを知っている石さんならではだと思いました。日本人はあまりにお人好しなのです。
さらに言えば、中国もこうした勢力に支配されてしまったという反省でもあるのでしょう。石さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・日本共産党をはじめとするリベラル勢力の「平和主義」とは、要するに日本の軍事力を否定するためのイデオロギーであり・・北朝鮮が核実験しようが、中国が毎年、軍事力を前年比2桁増としようが、彼らからすれば平和を乱す行為ではない。彼らにとっては、こうした脅威に日本が備えるために軍事増強やアメリカとの連携を強めることこそ平和を乱す行為なのだ(p32)
・ニューヨークタイムズ紙は安倍首相の訪米にかんし、「中国と朝鮮に対する日本の野蛮な占領」への「反省」を求める社説を掲載した。しかし、たとえば中国の指導者が訪米した際、この新聞はけっして「チベットにたいする野蛮な占領」をもって中国を批判しようとはしない(p145)
・中国の北京大学で「第2回琉球・沖縄最先端問題国際学術会議」か開催され、沖縄、中国双方の研究者らが琉球・沖縄史や中国との交流史を議論したという・・不可解なのは、沖縄の「米軍基地問題」や「独立問題」といった日本の国防・主権にかかわる重大問題が、中国という第三国の研究機関主催の会議で議題にされたことだ(p77)
・民進党・・外国人参政権を政策目標にしている・・菅直人元首相や前原誠司元外相が在日外国人から違法な献金を受けていた・・外国人にカネをもらって外国人参政権を通そうとしたのか・・(p185)
・韓国のネットメディア「デイリージャーナル」は、慰安婦問題を取り上げながら、「もし機会があれば、日本皇室の佳子姫を慰安婦にするしかない」(2015年5月15日付)などと佳子内親王を侮辱する記事を掲載した(p162)
・今まで、国家間の約束を平気で破る韓国側の行動に日本が何度も翻弄されてきたが、このような国と何の約束もできないことを、わが日本国政府はいつになったら分かるのか(p158)
・自民党の二階幹事長は「認めねば時代遅れ」との理由で「女性天皇容認」を口にした・・二階氏といえば、「媚中派」としても知られ、かつて江沢民の銅像を地元(和歌山県田辺市)に建てようと画策(p127)
▼引用は下記の書籍からです。
徳間書店
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 独りよがりの日本の左翼リベラル
第2章 中国の脅威を無視し、お先棒を担ぐ者たち
第3章 支離滅裂な護憲論
第4章 リベラルが掲げる「言論の自由」の嘘
第5章 日本弱体化をねらう外国勢力とリベラルの関係
著者経歴
石平(せき へい)・・・評論家。1962年、中国四川省成都市生まれ。1980年、北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。1984年、同大学を卒業後、四川大学講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年より執筆活動に入り、2007年に日本国籍を取得。
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