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「日経プレミアPLUS VOL.3」日本経済新聞出版社

2018/04/12公開 更新
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日経プレミアPLUS VOL.3


【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

■「宴会のストラテジー」
 「宴会を見れば、会社がわかる」
 というタイトルに引かれて
 手にした一冊です。


 2012年発行ですので
 東日本大震災1年後の
 小型ビジネス雑誌です。


 リーマンショックから
 立ち直りかけたタイミングで
 東日本大震災が起きた。


 2012年9月には中国で
 尖閣諸島の国有化による
 日系企業への襲撃が起きています。


・チャイナプラスワンとして注目されるのは、東南アジアではベトナム、インドネシア、ミャンマーなどだ。南アジアではインドが注目される。インドでも暴動やデモは発生するが、歴史的なわだかまりがなく、日系企業にとってのビジネスリスクは中国よりはずっと小さいと言える(p151)


■面白いところでは、車を持たず、
 シェアハウスに住んでいる
 氷河期世代についての話です。


 いわゆる低欲望世代とでも
 言うのでしょうか。


 住宅ローンや車のローンに
 しばられない、
 身の丈にあった生活ができる
 世代と表現されています。


 元気のない日本に
 適応している世代とも
 言えるのでしょう。


・氷河期世代・・80年代半ばから後半以降に生まれた世代で、昭和的なものにまったくしがみつない人は、シェアハウスに住んだり、ノマドワーキングを楽しんでいたりもする・・車も持たないですし(常見陽平)(p41)


■ビジネス雑誌の良いところは
 幅広く知識を得ることが
 できることです。


 本を読まない人でも
 最低限の知識は雑誌で
 得ることができるのですから
 うまく利用したいものです。


 良い本(雑誌)を
 ありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・社内の飲み会こそ、取引先の接待と思って全力で臨むべき。身内だからこそ、投資の費用対効果は高い。特に、営業成績がよいなど社内で存在感の強い人を意識して「接待」するとよい(五百田達成)(p84)


・ワインはホストが注ぐのがスタンダード・・刺身を食べるときに、わさびを醤油に溶かすのではなく、刺身の上にわさびを載せて食べたほうがスマートだ(山崎将志)(p60)


・それまでは、私はどちらかと言うとすごくハイテンションで描いてはバタッと倒れていた・・いまやりたいのは、同じペースで作品を描くことなんです・・・朝は9時から10時ぐらいから、夕方の5時か6時ぐらいまで、一定のペースで仕事をして週末は休みます『働きマン』の漫画家の安野モヨコ(p24)


・ハンガリーでは1999年から売春が合法化されており、性産業は国が管理している。なぜ、売春を合法化したかといえば、その最大の目的は税や社会保障料を確保することにあった(門倉貴史)(p127)


・日本企業は、業績不振のなかで「選択と集中」の名のもとに、将来の種になるような研究には予算を付けづらくなっている(瀧本哲史)(p31)


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【私の評価】★★★☆☆(73点)


目次

インタビュー続けるチカラ 特別編 安野モヨコ 続けるために、休む。
特集1 高城幸司×常見陽平対談 バブルと氷河期はどう生きる?
特集2 宴会のストラテジー―ビジネスチャンスは酒席にある
 宴会を見れば、会社がわかる。(松田智生)
 ビジネスを円滑にする取引先との宴会戦略(大谷晃)
 「業務として」の宴会の乗り切り方(五百田達成) ほか
特集3 2013年、世界経済はどこへ行くか?(門倉貴史)


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