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「サバイバル時代の海外旅行術」高城剛

2018/03/05公開 更新
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サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

■旅をしながら仕事をするという
 ノマドワーカーの高城剛さんの
 旅行のコツです。


 まず最初に、いかに日本の
 旅行ガイドが役立たないのか、
 という衝撃の事実から始まります。


 旅行ガイド役に立たないのであれば、
 今ならネットの情報を使って
 自分で旅行を組み立てるしか
 ありませんね。


・旅行ガイド購入者はすべてではないにしても、ライターが行ったこともない場所の情報が多く含まれる記事と、広告主が望まない情報を排除した記事、そして広告そのものにお金を払っている(p49)


■そして次に役立つのは、
 旅行に持っていく道具と
 パッキングでしょう。


 カバン一つで旅行するというだけあって、
 持ち物は最低限でありながら、
 必ずバックアップがあるのが印象的。


 パソコン、スマホ、カメラがあれば、
 十分仕事ができるのですね。


・バックアップは二つ用意する・・カメラも、デジタル一眼があり、小型デジカメ、携帯電話のカメラがあって、そのすべてがダメなら、潔く諦める。辞書も、電子辞書、ポケットサイズ、iPhoneのアプリの辞書(p156)


■10年前の本ではありますが、
 海外旅行の参考になることは
 間違いありません。


 お金さえ余裕があれば、
 世界を旅してまわれる時代に
 生まれて幸せです。


 高城さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・日本の旅行ガイド事情・・アンケートをもとに、その場所に行ったこともない編集者たちがまとめあげているのです(p24)


・サンジョセップ市場は、バルセロナの大きな見どころの一つ・・このサンジョセップ市場をほとんど紹介していないのに、バルセロナにある日本食レストランは何件も紹介しています・・扱う情報のバランスを意図的に操作していると言わざるを得ません(p37)


・CIAのサイトの「The World Factbook」に載せられている情報が、あらゆるサイトの中で、最も更新スピードが速く、かつ情報がきめ細かいのです(p91)


・"やりたいこと"を、旅の前に必ず10個書き出すようにしています・・もし2人以上で行くならば、お互いのトップテンを持ち寄って擦り合わせる(p108)


・『地球の歩き方』シリーズは、いまや世界のスリの格好の標的になっています(p110)


・SIMフリー携帯を使っていて唯一の問題点だと思うのは、行った国の先々で携帯電話の番号が変わってしまうこと・・スカイプ専用電話として使っている・・(p122)


・一つ目は、ダウンジャケットです。僕は衣類を、圧縮袋を使っていつも圧縮しています(p135)


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【私の評価】★★★★☆(81点)



目次

序章 海外旅行後進国としての日本
第1章 海外と日本の旅行ガイド事情
第2章 21世紀のニュー・トラベルスタイル
第3章 CIAのサイトから情報収集は始まる
第4章 旅のナビゲーターとしての携帯電話
第5章 旅の達人の七つ道具とパッキング術


著者経歴

 高城剛(たかしろ つよし)・・・1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。


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