「「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す」高城 剛
2016/08/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
■最近、報道されなくなりましたが、
空飛ぶロボット、
ドローンについての一冊です。
世界のシェアは中国、米国で
占められているのに
著者は危機感を持っている。
この新しい分野から
未来を作る企業が
出てくるかもしれないからです。
・今後はドローン界隈から、新たなYahoo!やグーグルが出てくる、と考えるのが正しい(p13)
■著者は未来を見通せるものが、
未来を獲得するとしています。
ドローンが攻撃兵器として
使われることも考えられる。
だとすれば、日本として
ドローンを研究しておかなくてはならない
ということなのです。
・世界のどこかの反社会組織が、私設ドローン・アーミー・・を名乗って、1万機のフォーメーションされたドローン軍団を作ってもおかしくない(p176)
■ドローンとは、ロボットの
一形態なのだと思いました。
未来はロボットに
支配されているのかもしれませんね。
高城さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・UberやAirbnbといった「現実空間へ拡張していくインターネット」が中心となるだろう。それを広義にIoT(モノのインターネット化)やインダストリー4.0とさまざまな名前で呼んでいるだけ(p11)
・自動車やスマートフォン同様、ドローンの普及も決して止められない(p44)
・現在、写真やファイルを電子メールに添付するように、焼きたてのチーズケーキから庭先の花までを、ドローンに「添付する」未来がやってくる(p181)
・現段階で日本が進むべき道は、アメリカとの協力関係を前提にしながら、オープンソースを使った中国に負けないドローン製造と、日本独自の「3Dスマートタウン」や「ドローン・シティ」ともいえるシステムインテグレーションのノウハウを構築することにある(p206)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
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目次
第1章 ドローンの現状
第2章 ドローンと世界3大メーカー
第3章 ドローンと日本
第4章 ドローンの未来
著者経歴
高城剛(たかしろ つよし)・・・1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。
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