【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■高城さんの仮説は、
新しい技術とバブル崩壊が
交互に起こるというものです。
そう考えると、ネットによる
技術革新に伴いもっと大きな
大恐慌がやってくるのではないかと
予想しているのです。
■すでにリーマンショックが
アメリカを中心とする経済圏を
弱めています。
次の時代は中国なのか。
その前に、中国のバブルが崩壊し、
世界大恐慌のようなことが起こるのか。
これからどうなるのでしょうか。
高城さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・僕の仮説、つまり新しい「魔法の機械」の
普及による「情報の爆発」が、
人間の欲望による悪巧みを掻き立て、
それがバブルから崩壊へと誘う・・(p16)
・フィンテックとは、「オフショア金融センター」を、
サイバー空間で作れるかどうかが鍵となる・・
実はシティは1189年から自治権を持つ都市だ・・
租税回避や守秘性などさまざまな便宜を図る
世界的な金融センター・・
一方、アメリカにおいても、ホワイトハウスから
わずか160キロ先に、デラウエア州という
タックスヘイブンがある(p47)
・「フォーチュングローバル500」社のうち、
362社(72%)が法人税の支払いを回避する
行動を取っていたという・・GEは2010年に
140億ドル(約1兆4200億円)もの利益を
上げていながらも、法人税をまったく
納税していなかったのだ(p83)
・現在のアメリカでは、上位1%が持つ資産は、
残りの99%が持つ資産の総量よりも多い(p104)
・トランプの大統領選における最大献金者には
前述のコーク兄弟が出資するAFPのほか・・
ロバート・マーサー・・もうひとりが、
ラスベガスや各国で巨大カジノの
サンズグループを経営するシェルドン・アデルソンだ。
このユダヤ人の富豪は、・・
シオニズム信奉者(シオニスト)である(p154)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■目次
第1章 統合と再「分断」の歴史
第2章 アメリカの「分断」は民主主義の終焉なのか?
第3章 城壁発祥の地、EUの「分断」