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「カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?」高城 剛

2016/12/22本のソムリエ メルマガ登録
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カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ! ?


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

■「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」
 いわゆるカジノ法案が成立したので
 手にした一冊です。


 似たような施設に、パチンコ、温泉、レストラン、
 映画、ボーリング、カラオケ、ホテルが
 一体となった施設があります。


 パチンコがカジノになれば、
 IR(総合型リゾート)の
 完成ですね。


 パチンコもギャンブルであることに
 違いはありません。


IR(総合型リゾート)の大部分を占めるのは、ホテル、レストラン、ショッピングモール、会議施設のため、家族連れをはじめ、多くの人々が楽しめる場所であり、薬物や犯罪、依存症が万円するダーティなカジノとは違う(p33)


■この本の主張は2点です。


 カジノを含めたIR(総合型リゾート)は、
 シンガポールと同じように
 運営は外国人に任せて、
 客も外国人
とすること。


 そしてカジノと同類である
 パチンコを同じように
 規制すること。


 日本人はパチンコという
 アヘン中毒になっているのです。


・日本で、カジノ合法化がなかなか進まなかった背景には、パチンコ業界の業界団体が「カジノが自分たちの市場を食う」として猛反対したことが大きな一員となっていたが、実際は黒船IRの到来により、自分たちが規制されてしまうことを、なによりも恐れている。(p225)


■海外で成功している例を真似すれば
 良いのだと思いました。


 そして、海外で失敗した例を
 真似なければいい。


 ところが、海外で失敗したことを
 真似ることが時として
 あるのが日本の不思議なところです。
 今後どうなるのでしょうか。


 高城さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・シンガポールでは、カジノでカネを落とすのも外国人なら、カジノを運営するのも外国人。国家も国民もそこには一切ノータッチで、外貨の収益を吸い上げるという手法だ(p39)


・シンガポール政府は、開発開始の2007年から10年間は、他のカジノ進出をさせない独占ライセンスを付与する・・収益に対するカジノ税の税率も、世界最低水準の15%(p45)


・最上級の扱いを受けるさらに上のクラスは、驚くなかれ、年間に100億~200億円もの巨額のカネを投じるのだ。これは全体でも200人程度しかいない・・日本人も2~3名は含まれているという(p53)


・日本のカジノの成功の秘訣は、徹底したVIPプライバシーの保護にかかっている。彼らには、「渡航中も誰にも見つかることがありませんよ」と、絶対的に理解される必要がある(p55)


・マカオ観光に行くふりをして越境し、送金先のカジノで遊んだことにして資金を受け取るだけでいい。胴元にそれなりの手数料を支払えば、汚れた人民元を「カジノで買った香港ドル」に変身させることができる(p102)


カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ! ?
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高城 剛
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【私の評価】★★★★☆(80点)



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目次

第1章 なぜシンガポールは短期間で観光収入を3倍に増やせたのか?
第2章 マニラ急成長の秘密と、マカオ衰退の理由
第3章 世界一のカジノ国フランス
第4章 90年代ラスベガスの成功と、近年のニューヨーク州のラスベガス化戦略
第5章 世界のカジノから日本は何を学び、何を生かすべきなのか?


著者紹介

 高城剛(たかしろ つよし)・・・1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。

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