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「「怒らない」選択法、「怒る」技術」苫米地 英人

(2017年10月30日)|本のソムリエ
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「怒らない」選択法、「怒る」技術

【私の評価】★★★★☆(86点)


■言語学者、心理学者であり、
 ビジネスマン、作家でもある
 苫米地さんの怒り方です。


 苫米地さんの怒る基準は、
 相手の過失により不利益があり、
 かつ予想外だったときです。


 なぜ、予想外で怒っていいのか
 といえば、怒りは生理反応であり、
 それを出そうか抑えるか迷っていると
 ストレスが溜るからです。


 ただし、ビジネスは例外です。
 ビジネスで問題が発生した合は、
 怒るのではなく損失補てんを
 交渉するだけでいい。


・部下や取引先はあなたの子供でも友達でもありません。なにがあっても怒りをぶつけていい相手ではないということを肝に銘じてください・・あなたは怒らず冷静に、その損失の穴埋めを相手に迫ればいいだけです(p70)


■苫米地さんの怒り方は、
 冷静です。


 まず、怒る基準が高い。
 例えば、上司のミスを自分のせいに
 されても、怒りません。


 上司が卑怯な人間と知っていれば、
 予想どおりなので
 怒る必要はないのです。


 そして、丁寧な言葉で怒ります。
 怒るというより、
 納得していないことを表明する。


 失礼な言動に対して、
 「失礼な言い方を使うんですね」
 と相手の思考を言語化するのです。


・正しく怒るためのその1「丁寧な言葉を使う」・・侮蔑の言葉をぶつけられたら「ずいぶん失礼な言葉を選択するんですね、あなたは」や「どういうつもりですか。どんな意図があるんですか?」といった感じです(p59)


■苫米地さんは、一流ホテルで乗車した
 タクシー運転手があまりに無礼な態度、
 言葉遣いだったので、
 ホテルに電話して出入り禁止にしました。


 それはそのような失礼なタクシーが
 出入りしているようでは、
 自分のVIP客をそのホテルに
 宿泊させられないからです。


 これこそ目的を意識して怒る
 ということなのでしょう。


 苫米地さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・なにか問題が起きた時、どちらか一方だけが、100%悪いなどということなどないのです。であるのに、向うは罵詈雑言を吐き出してすっきりし、一方、あなたはプライドを傷つけられ、あまつさえ、世間的な評価すら下ってしまうのは、あまりにも不当で不公平です(p6)


・怒るのが怖い人は、実際に怒ったことがほとんどありません。ですから、怒ったことによってなにが現実的にに起こるのか、よく知りません。知らないのに恐怖するというのは、自分が作った妄想におびえていることになります(p55)


・ここは怒る場面だ。だから、しっかり怒る。ここは我慢するべきだ。だから、しっかり我慢する。あるいは謝るといった、はっきりした意思を持って行動することがなりより重要なのです(p26)


・「常識」「当たり前」「普通」という言葉への対処法・・「納得できない」感覚を口にしておくことが大切です・・「なぜでしょう。どこか納得しきれませんが」という穏やかな、もの言いを心がけてください(p63)


・やられたらやり返していいのです・・ここで、「やり返したら自分が損する」などという人がよくいますが、やり返さなければもっと損します。なぜなら、やり返して来ないということは、受け入れたと判断されるからです。そう判断されたら、その後何度も何度もやられます。どっちが損ですか?(p86)


・思考はフリーズしていい・・・猛烈に最後の瞬間まで思考し続けているからこそ、フリーズしているように見えるのです(p105)


・あなたの選択はすべて正しいのです。過去の選択など悩む必要などなく、大切なのは、次の選択。その時はもっと自分が納得できる現実を獲得できるように自分に働きかけていくことです(p124)


・人がポジティブになるためには、自らの目的が定まっていることが大切になります。ゴール。これを持つことで、積極的に生きることもできますし、怒りをコントロールするのも容易になるのです(p126)


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【私の評価】★★★★☆(86点)


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■目次

第1章 なぜあなたは正しく怒れないのか?
第2章 正しく怒る技術
第3章 怒りの感情をコントロールするメカニズム
第4章 怒りはアンフェアな世界で戦うための武器



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