「天運の法則」西田 文郎
2017/05/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
経営者向けの90万円のセミナー「西田塾」で教えられている天運に気づくための一冊です。「天運」に気づくとは、自分は何のために生まれてきたのか、ということに答えを見つけること。
その答えは、あなたの"脳"、頭の中にあるのです。このセミナーでは、自分で自分の「天運」を考えさせてくれるから、90万円でも元がとれるのでしょう。
・「あなたは、何のために生まれてきたのか?」・・「どのように人生を終えたら幸せだと思うか?」あなたはこれらの問いに、今すぐ答えられるだろうか(p4)
「天運」に気づくためには、自分を知る必要があります。自分というものを深堀りしていくのです。
祖先を知り、親を知り、自分を知る。そうした作業をしていく中で、自分は本当は何がしたいのか、ということを考えていくわけです。
人はそれまでの経験、教育、記憶、知識によって、思い込みやトラウマにとわわれていることがあります。そうしたマイナスの心も含めて、自分というものを見つめ直す機会が大切なのでしょう。
・「他人はだませても自分はだませない」・・自分の魂に対して嘘をつかなければ実行できないことをすると、苦しくなってしまう(p91)
結局、自分の魂が喜ぶことを見つけて、それをやっていくことだと思いました。いろいろ制約はあると思いますが、自分の魂を騙すことはできないのです。
そうした魂が喜ぶことをやっていれば、運がついてくるのでしょう。
西田先生、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「天運」に気づいていただくためには、次の7つの要素を掘り下げていただく・・
1真の親孝行
2先祖の歴史
3日本の成り立ち
4善と正義
5無知の知
6天との約束
7伝承・伝達(p78)
・あなたにも習慣を見直してもらおう。できるだけ魂を傷つける習慣をなくし、魂が喜ぶ習慣だけを行えるようにしていただきたい(p108)
・人類は命と思想を伝達して成長してきた・・我々の魂には、壮大なる人類の成長の歴史が刻み込まれている(p136)
・自分の先祖に誇りを持つ・・先祖を調べる行動は「天運」を高める訓練である(p167)
・人生の三計・・
生計=どのように生きるかという計画
(20歳から40歳は前期/40歳から60歳は後期)
老計=どのように老いていくかという計画
死計=どのように死んでいくかという計画(p303)
・「もし、3カ月後に死ぬとしたら、誰に何を伝えたいだろうか」(p309)
・やる気満々の状態・・をつくる方法は意思の力ではなく、ワクワクしたプラスイメージ、プラス感情によって、扁桃核を「快」にすることなのである(p52)
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▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
第1章 天運に気づく 直感が伝える魂からの純粋な声にこそ真実がある
第2章 天運を知る 魂に刻み込まれた伝承・伝達が正しい道を指し示す
第3章 天運を感じる 先祖から引き継がれた教えが誇りと自信につながる
第4章 天運を磨く 心の奥底にある思いによってすべての結果は決まる
第5章 天運を信じる 大変革に負けない思考は伝承・伝達の魂に支えられる
第6章 天運で生きる 命がけで真の使命を果たすことに人生の意義がある
著者経歴
西田 文郎(にしだ ふみお)・・・1949年生まれ。株式会社サンリ代表取締役会長。「強運開発」コンサルタント。これまで多くの経営者やアスリートたちを成功に導く。
読んでいただきありがとうございました!
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