「消費は0.2秒で起こる!人を動かす「脳の法則」」西田文郎
2020/04/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
メンタルトレーニングのパイオニア、西田先生が教える営業の技術です。人は理屈で買うのではなく買いたいという感情が決めて、後で理屈をつけるのだという。だから、まずお客様の頭の中にワクワク感(イメージ)を与えるのです。
・その商品に対し、イメージ、感情、思考の3要素がすべて肯定的なら、イヤでも「買う」と決断し、購買行動に踏み出します(p40)
まず、お客様に「オヤ?」と思わせるアイデアが必要なのだという。それは、超高額のショコラなのか、超おいしそうなウナギの匂いなのか、無料サンプルなのか、いろいろなアイデアがあるのでしょう。
アイデアを考えるなら、繁盛店に行ってみれば、必ず脳をワクワクさせる仕組みが発見できるはずです。そうした事例を参考にしつつ、自分らしいNo1を作り、「オヤ?」と思わせればよいのです。
・No1を作り出せばいいのです・・・
・東京都内で一番値段が高い高級コーヒー
・名古屋市内で一番大きい驚きのステーキ
・税理士に一番使われている電卓(p113)
潜在意識マーケッティングに近い内容だと思いました。現代社会は、単に良いものを作れば売れる時代ではないのです。良い商品であるのは当たり前で、どう知ってもらい買ってもらうのか工夫が必要ということなのでしょう。
西田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・インチキ占い師・・「振り子の法則」・・「このままだとあなたはまずいことになる」と恐怖心や不安といったマイナス感情をあおります・・「このツボを買えばあなたは幸せになれます」などと安心感や喜びを与えるのです(p48)
・「うなぎの焼けるいい匂い」をかいだだけで、記憶データを瞬時に引き出して、唾液を分泌してしまうのです(p26)
・「撒き餌」は顧客誘導が目的ですから、利益ゼロやコスト割れでも構いません。本命商品で儲かるなら、撒き餌商品は無料でいい(p140)
・「信長の脳になれ」・・・前提条件を疑ってみるという思考法・・多くのことを知った上での否定(p70)
・同一店舗、同一営業マンから5回買うと信者客になる(p149)
・世界一の営業マンはイエス・キリスト・・キリストの後継者たちが、バイブルに与えたストーリーは、「この本を読めば、あなたも救われる」というものです(p91)
・どんなにお買い得であるかを力説しても、お客さまの気持ちは冷えていくばかりです・・・まずはイメージを提示するところから行います・・・「かっこいいですね」「すてきですね」「とてもお似合いですよ」などとイメージから入ります(p59)
▼引用は下記の書籍からです。
西田文郎、現代書林
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
introduction 消費は脳が起こしている
PART1 ワクワクすると買いたくなる!
PART2 お客さまが必ず買いたくなる! 「オヤ? ふむふむ なるほど! の法則」
PART3 お客さまが面白いように集まる! 「おかずの法則」
PART4 お客さまを離さない! 「ジョウゴの法則」
PART5 儲かるようにすべてを変える!
おわりに―新しい時代に向かい仕掛けていこう
著者経歴
西田 文郎(にしだ ふみお)・・・1949年生まれ。株式会社サンリ代表取締役会長。「強運開発」コンサルタント。これまで多くの経営者やアスリートたちを成功に導く。
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