「No.2理論: 最も大切な成功法則」西田 文郎
2014/12/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
■社長が会社を潰す。
ナンバー2が会社を大きくする。
と、いきなり驚く一冊です。
西田さんが言いたいのは、
創業者はある意味、変人である。
だから、変人の意をくんで、
普通の人に翻訳して伝える
ナンバー2が必要ということ。
だからナンバー2は、ナンバー1の影として、
人の心を動かすコミュニケーション力が
必要となるのです。
・社長の意図に沿って考え、行動する。それがナンバー2の仕事なのです(p51)
■優秀なナンバー2を得た会社は、
大きく発展します。
ところが利口だけど
社長をバカにするような
ナンバー2では会社はダメになる。
西田さんは、こうした人を
小利口な人間と言っています。
よくいるのは、
二代目社長をバカにする
古参役員でしょうか。
確かに優秀なのですが、
最後には組織を潰すことになりますから、
愚かともいえるのでしょう。
本当に賢い人は、
あなたの奥様のように、
ご主人を褒めたたえ、
うまく手の上で踊らせるのです。
・蔑(ないがし)ろにしたり、小ばかにするような態度が、ナンバー2の言動にチラッとでも見えたら、その会社に「発展」の2文字はない・・「あのナンバー2は切りなさい」とアドバイスします(p50)
■このようなことは、
どのような会社でもあるのでしょう。
大企業なら異動があるものの、
中小企業ならそうもいかない。
家でも嫁と姑の関係も
同じような臭いがしますね。
実際には難しいのでしょうが、
ナンバー2を切るのが
正しいようです。
西田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・本田宗一郎という"夢見るアホ"が、藤沢武夫という優秀なナンバー2を得て、その真価を発揮できたのです(p36)
・ナンバー2は、常にナンバー1を立てていますか?・・一番困るのがナンバー1を立てないナンバー2なのです(p49)
・トップに気を使わせるナンバー2は、会社を難破させます(p55)
・どうしても惚れられなければ、尊敬せよ。尊敬もできなければ、せめて好きになれ。好きになることもできなければ、仕方がないから形だけでもナンバー1を立てろ(p148)
・「社長は、自分のやりたいことを思いっ切りやってください。やりたいことが思い切りできるように、私が頑張ります。私に何でも言ってください」優秀なナンバー2は、ある時点で同様のことを必ずナンバー1に言っています(p57)
・トップ→ナンバー2→管理職→現場・・・川上監督→牧野ヘッドコーチ→コーチ→選手・・・トップはトップマネジメントに専念しなければならない(p87)
・ワンマン社長はヒューマンスキルが足りない(p98)
・部下にとって上司の一番の魅力は、・・・
・思いを語ってくれる・・
・信頼してくれる・・
・情熱的に働いている・・
・自分のことを気にかけてくれる(p198)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
第1章 会社も組織もチームもナンバー2が伸ばす
第2章 会社の実態はナンバー2を見ればつかめる
第3章 戦う集団にこそナンバー2が不可欠である
第4章 七つの心得がナンバー2のレベルを決める
第5章 間違いない人選でナンバー2を育て上げる
第6章 優秀なナンバー2が優秀なトップをつくる
著者経歴
西田 文郎(にしだ ふみお)・・・1949年生まれ。株式会社サンリ代表取締役会長。「強運開発」コンサルタント。これまで多くの経営者やアスリートたちを成功に導く。
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