「ウラ目の法則」西田文郎
2011/07/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
■メンタルトレーニングで三十年、
88万円の経営者向けセミナーが
予約でいっぱいの西田さんの一冊です。
この本の"ウラ目"とは、
人生でうまくいかないこと。
だれにでも、
何をしてもウラ目に出る経験が、
あるものです。
そうした人生でうまくいかないときに、
どう思い、どう判断し、
どう行動するかで、
その人の人生が変わるのです。
・人間の脳は、どんなことでも
本気を出してグッとのめりこんでやっていると、
かならずおもしろさを感じられるようになるものです(p33)
■新しい職場に移って、
「こうしたほうがいいのでは」
と提案したら、
「人の仕事に口出しするな」
と言われた。
「こういう実験をしたいのですが」
と提案したら、
「急に言われても困る。思いつきじゃないのか」
と言われた。
新しいことをすると、
どうしても抵抗があるものです。
そういうときに、
どうするかということ。
・ほとんどの人が逃げ出してしまいますが、
どんな分野でも、嫌なことを克服するまで楽しんでやると、
人はかならず進化するのです(p49)
■その答えは、この本にありますが、
同じことがナンパにも言えるそうです。
例えば、ナンパがうまくいく人は、
単に数多くナンパしているだけで、
断られても、断られても、
ナンパを止めない人なのです。
めげずにナンパしているうちに
ときどきうまくいく場合があって、
そうしてコツをだんだんと習得していく。
これが"ウラ目"の法則というものです。
・ナンパして、「お断り」というウラ目が出たとき、
そこで後退するのが一生モテない男で、
次回どうやったらうまくいくかを考えて
行動し続けるのがモテる男(p146)
■「努力し続けられるのが、本当の天才」
と言われますが、
それをわかりやすく説明してくれる
一冊でした。
私は西田先生のセミナーを
三日間ほど聴講させていただいたことがあります。
このメルマガが9年、2700号を超えたのも、
西田先生のセミナーのおかげかもしれません。
西田先生、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・努力は準備運動に過ぎません。
努力してウラ目が出たときがスタートなのです。
成功者はそれを知っているから成功できるのです。(p25)
・不器用な人間ほど伸びる・・・
不器用な人間は一生懸命やるからです(p51)
・年収二千万円のライターさんと、ジリ貧のライターさんの
何が違うかと言ったら、提示された条件に対し、
「私はその条件ではできません」と、
きっぱり主張できるかどうかです(p184)
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【私の評価】★★★★☆(88点)
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