「鋼のメンタル」百田 尚樹


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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
■「朝日と沖縄の新聞がひどい新聞だと
気付かれて、読まれなくなる時代が
来れば良いと願っている」
「日本には、贖罪(しょく)意識を持った
良心的な人間のふりをする
「反日ジャーナリストや学者」が大勢いる」
などと暴言を吐いている百田さんの一冊です。
当然、「反日ジャーナリストや学者」から
徹底的に批判されていますが、
百田さんが気にする様子はありません。
百田さんの頭の中は
どうなっているのでしょうか。
・私にとっては言いたいことを我慢するストレスよりも、言って叩かれるストレスの方が楽・・(p3)
■百田さんの考えは、
謝るべきでないところでは
絶対に謝らない。
譲れない一線だけは決して譲らない。
一度譲れば、相手から
一生なめられるからです。
相手のことばかり
気にしている人は、
逆にバカにされるのですね。
ただし、
絶対勝てない勝負からは
とっとと逃げるそうです。
・謝るべきでないところでは絶対に謝ってはいけません・・いったんそんなことをやれば、相手はあなたを完全に見下します。そして次には理不尽な要求を突きつけてくるでしょう。その典型的な例が、日韓関係ですが、ここではその話はやめましょう(p132)
■精神の力は、身体のように
鍛えることができるのです。
ただ、鍛えすぎて
病気になっては意味がありません。
適度な鍛錬が必要なのですね。
百田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・最晩年に自分の人生を振り返った時、どういう思いを抱くのでしょうか・・「ああ、たった一度しかない人生、もっと好きなことを言って、やりたいことをやればよかった」そう考えるのではないでしょうか(p15)
・失敗を「反省」するのは大切です。なぜなら反省は次に生かせるからです・・しかし後悔には意味がありません・・過去の失敗にいつまでも後悔したり、くよくよする人が意外に多い方が驚きです(p57)
・負けることが嫌いでタフな戦いを挑まないということは、勝利することもない・・つまりは成功も手に入れることができないということになります(p47)
・怒られたらへこみもしますし、しばらくは元気も出ないでしょう。しかしそこで大事なのは踏ん張ることです。「なにくそ、こんなことでめげてたまるか」と奮起することです。精神の耐久力はこの時につくのです(p20)
・もしあなたの友人が報道を真に受けて「お前とは付き合いをやめる」と言ってきたら、むしろそんな底の浅い友人と縁が切れて嬉しいと思えばいいのです(p28)
・「本当に嫌だ!」と思えば、とっとと逃げるのがいいのです。辛い仕事を頑張るのは悪いことではありませんが、そのために心を病んだり、体調を崩したりするのは、本末転倒です(p100)
・実は「他人の目を気にしすぎる」人は、周囲の人からは、まさに「他人の目ばかり気にしている人間」と見られているのです・・むしろ軽く見られることになるのです(p107)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
第一章 打たれ強さの鍛え方
第二章 挫折との付き合い方
第三章 心の立て直し方
第四章 精神の解毒法
第五章 鋼の処世訓
第六章 「成功」の捉え方
著者紹介
百田 尚樹(ひゃくた なおき)・・・1956年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第十回本屋大賞受賞)等多数。
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