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「鋼のメンタル」百田 尚樹

2017/03/14公開 更新
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鋼のメンタル (新潮新書)


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

 「朝日と沖縄の新聞がひどい新聞だと気付かれて、読まれなくなる時代が 来れば良いと願っている」「日本には、贖罪(しょく)意識を持った良心的な人間のふりをする「反日ジャーナリストや学者」が大勢いる」などと暴言を吐いている百田さんの一冊です。当然、「反日ジャーナリストや学者」から徹底的に批判されていますが、百田さんが気にする様子はありません。百田さんの頭の中はどうなっているのでしょうか。


 百田さんの考えは、謝るべきでないところでは絶対に謝らないということです。譲れない一線だけは決して譲らない。一度譲れば、相手から一生なめられるからです。また、自分の人生を振り返った時、「ああ、たった一度しかない人生、もっと好きなことを言って、やりたいことをやればよかった」と考えるのがいやなのです。


・私にとっては言いたいことを我慢するストレスよりも、言って叩かれるストレスの方が楽・・(p3)


 相手のことばかり気にしている人は、「他人の目ばかり気にしている人間」として逆にバカにされるのです。つまり、謝るべきでないところでは謝ってしまえば、相手はあなたを完全に見下します。そして次には理不尽な要求を突きつけてくるでしょう。その典型的な例が、日韓関係なのです。


 また、負けることが嫌いで戦いを挑まなければ勝利することもありません。もちろん、百田さんも怒られたらへこむし、しばらくは元気も出ないらしいのです。しかしそこで踏ん張ることが大事だという。「なにくそ、こんなことでめげてたまるか」と奮起することで精神の耐久力がつくらしいのです。ただ、鍛えすぎて病気になっては意味がありません。適度な鍛錬が必要なのでしょう。


 ただし、絶対勝てない勝負からはとっとと逃げるそうです。「本当に嫌だ!」と思ったら、とっとと逃げるのがいいのです。頑張るのは悪いことではありませんが、そのために心を病んだり、体調を崩したりするのは、本末転倒なのです。百田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・失敗を「反省」するのは大切です。なぜなら反省は次に生かせるからです・・しかし後悔には意味がありません・・過去の失敗にいつまでも後悔したり、くよくよする人が意外に多い方が驚きです(p57)


・もしあなたの友人が報道を真に受けて「お前とは付き合いをやめる」と言ってきたら、むしろそんな底の浅い友人と縁が切れて嬉しいと思えばいいのです(p28)


▼引用は下記の書籍からです。
鋼のメンタル (新潮新書)
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百田 尚樹
新潮社
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【私の評価】★★★★☆(88点)


目次

第一章 打たれ強さの鍛え方
第二章 挫折との付き合い方
第三章 心の立て直し方
第四章 精神の解毒法
第五章 鋼の処世訓
第六章 「成功」の捉え方



著者紹介

 百田 尚樹(ひゃくた なおき)・・・1956年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第十回本屋大賞受賞)等多数。


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