「弁護士・税理士・上場企業取締役だから分かった 伸びてる会社の意外な共通点」三谷 淳
2017/03/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
「スリッパに履きかえる会社は、儲からない」という「スリッパの法則」のように、儲かる会社と儲からない会社には微妙な差があります。この本では弁護士・税理士である著者が観察して気づいた「伸びてる会社の共通点」を教えてもらいましょう。
まずは、伸びてる会社は有言実行です。当たり前のことを当たり前にやっているのかどうか、ここで差が出るのです。
・成長意欲があっても、伸びる会社と伸び悩む会社があります。その違いは結局「やっているか、やっていないか」です(p160)
解りやすい目標を掲げ、それを達成するために行動している。その中身は革命的ではなくだれでもできるような地味なものです。ただ、成功している人は、地味な行動をすごいスピードで大量に実行しているのです。
・目の前にある課題を泥くさく一個一個解決するたし算を繰り返している・・・その一つのひとつのたし算のスピードが想像を絶する速さなのです(p23)
納期が異常に短いなどスピードで成長している会社がイメージできました。スピードなら才能がなくても実行できそうです。
三谷さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・伸びてる会社は、社長も社員もやることがとにかく早いものです。すぐに行動しますし、お客様へのレスポンスもとても早いのです(p34)
・「あなたの目標は何ですか」・・伸びてる会社の社長や社員は、「売り上げを3年で2倍にしま」「今年は部署でナンバーワンの 営業成績を上げます」などと答えます(p54)
・伸びてる会社は、自社の製品やサービスの価格を考え抜いています。業界の常識や相場などまったく気にせず、お客様が喜んで買ってくれる金額をとことん考えているのです(p111)
・伸びている会社の社長たちは、同じ業界の中で戯れようとしません。簡単に言うと、業界団体の会合に出ようとしないのです(p130)
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【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 伸びてる会社の仕事の進め方
第2章 伸びてる会社の社長が好きなこと
第3章 伸びてる会社の社長と社員
第4章 伸びてる会社の経理と会計
第5章 伸びてる会社の社長の習慣
第6章 伸びてる会社の社長の仕事観
著者経歴
三谷 淳(みたに じゅん)・・・未来創造グループ代表。税理士・弁護士・コンサルタント。1996年に司法試験に最年少合格。大手法律事務所勤務を経て2006年独立、紛争を予防し経営を伸ばす顧問弁護士として全国の中小企業経営者から絶大な支持を受ける。のべ3000人の経営者が参加する同世代経営者勉強会【S70's】を主催し、数々の上場企業を排出したほか、京セラ創業者・稲盛和夫氏から直々に経営哲学を学び、経営の本質を体得した。2017年に税理士登録、2018年に未来創造コンサルティングを立ち上げ、RPGというシンプルな指標を考案するなど幅広く活躍し、顧問先は150を超える。
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