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「なぜ、あの人は「人づき合い」がうまいのか・・人間関係力が強くなる心の処方箋」和田 秀樹

2016/09/15公開 更新
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なぜ、あの人は「人づき合い」がうまいのか―人間関係力が強くなる心の処方箋 (成美文庫)


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

精神科医が教える人間関係を良くするコツです。性格34タイプ別に人づき合いで注意すべき点を教えてくれます。あなたはどのタイプでしょうか。「人見知り」タイプ,「無鉄砲」タイプ,「完璧」タイプでしょうか。


例えば、あなたが「人見知り」タイプだとすれば、自分の本音を言うのは確かに怖いことなので、なるべく話しやすい人に,本音を少し言ってみるというアドバイスをしています。こうした試行錯誤が、親友作りの第一歩となるのです。


・「人見知り」タイプ・・初対面で打ち解けられないのはごく普通のことと考える(p40)


人の性格はいくつかのタイプの組み合わせです。同じ性格でも良い面,悪い面がある。だから良い面を大きくして,悪い面を目立たなくすればいいのです。


たとえば,自意識過剰タイプは,そんな性格の自分を認めつつ,完璧を目指さなくてもいいんだと考えるようにすればよいのです。また、「NOと言えない」タイプなら、すこし敵をつくったほうがいいのです。


・コンプレックスを無理に抑えようとせず,それを認めたうえで,改善策を探してみましょうということに尽きます(p209)


著者は子供の頃,いじめられっ子だったと言います。しかし、今は心理学を学び、少し考え方を変えることで、良い人間関係を持てるようになったという。書に学び、ちょっとだけ自分を変えてみることが大事なのですね。和田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・せっかく引き受けてなんとかやり遂げても,意外に相手はそれほど感謝してくれない・・「この人に頼めば引き受けてくれる」ということがわかっているからです(p18)


・人というのは,こちらが思うほど自分に注目していない(p112)


・他人がバカに見えてしかたないというのは,きつい言い方をすれば,自分がバカである証明なのです。(p97)


なぜ、あの人は「人づき合い」がうまいのか―人間関係力が強くなる心の処方箋 (成美文庫)
和田 秀樹
成美堂出版
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【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

第1章 「弱い自分」で悩んでいる人に
第2章 「損な自分」が嫌になっている人に
第3章 「人に言えない自分」を抱え込んでいる人に
第4章 「わかっているけど...」なぜかできない人に
第5章 それでも「性格は変わらない」と気が沈む人に



著者経歴

和田秀樹(わだ ひでき)・・・1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする


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