「魔の薬(クスリ)―それでも覚醒剤をやりますか?」北芝 健

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魔の薬(クスリ)―それでも覚醒剤をやりますか?

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■清原選手の覚せい剤ニュースを見て
 手にした一冊です。


 のりピー事件の頃、
 元警視庁捜査官の北芝さんが、
 日本の覚せい剤について
 わかりやすく解説してくれています。


 麻薬【クスリ】は、昔から、
 ハードな仕事である兵士や芸能人に
 使われていたらしい。


 昔は合法の麻薬【クスリ】もあり、
 疲れたときに健康ドリンクを
 飲むようなものだったのでしょうか。


・「ヒロポン」が合法だった頃、
 多くの芸能人がハードスケジュールと
 食糧不足のためにやむなく
 汚染されていきました(p59)


■そして現在でも、水商売や芸能界、
 新興宗教から一般市民まで
 麻薬【クスリ】が広がっているらしい。


 マイケルジャクソンも
 薬物大量投与で死んでしまったし、
 表に出た芸能人だけでも
 のりピー、小向美奈子、押尾学が
 思い浮かびます。


 オウム真理教の施設でも、
 200万錠分以上のLSDの材料が
 押収されているのです。


・裏社会では「売春婦を三人飼っていると
 王侯貴族の暮らしができる
」と言います・・
 その売春婦をつなぎとめておくために
 覚せい剤を与えるのです(p146)


■こうした情報を警察は、
 タレこみによりある程度把握していますが、
 逮捕・起訴するまでが大変なようです。


 裁判で確実に勝つために、
 決定的な証拠固めが必要であり、
 そこが難しいとのこと。


 北芝さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・日本でも1951年(昭和26)年に覚せい剤取締法が
 出来るまでは罪にならなかったので芸能人の
 覚せい剤使用は当たり前に行われていました(p25)


・覚せい剤は・・副作用も多く、
 のどが異常にかわく、汗を多量にかく、
 血圧が上昇する、便秘になる・・(p46)


・シャーロック・ホームズ・・彼は
 ヘビースモーカーでモルヒネやコカインの
 常習者として描かれています(p66)


・北朝鮮こと朝鮮民主主義人民共和国・・
 中国との国境の町「青水」に旧日本軍が
 残した化学工場があります。
 そこを覚せい剤専用の工場として
 高濃度、高純度の製品を量産(p107)


・麻薬【クスリ】は古来より兵士の士気を高める
 目的で広まってきました。
 日本の覚せい剤、ヒロポンと同じこと(p114)


・警察はどの暴力団がどこで覚せい剤を売り買いしているのか、
 外国人密輸国のどういうルートで仕入れているのか、
 どんな芸能人、有名人とつながりがあるのか、
 大体のところは掴んでいます・・覚せい剤に関する
 密告はそれこそ引きも切らずにやって来ます(p153)


・オウム真理教は麻薬【クスリ】に手を出していました・・
 麻原教祖の神通力を演出するために必要だったからです・・
 教団の科学技術省大臣だった村井秀夫は・・
 覚せい剤製造の総責任者でもあります。
 彼を殺したのは広域暴力団関係者で在日コリアンでした。
 これは全くの偶然でしょうか(p156)


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北芝 健
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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■目次

1 「のりピー事件と警察」
2 覚醒剤の基礎知識
3 有名人と麻薬"クスリ"
4 ニッポン覚醒剤事情
5 超巨大産業、麻薬"クスリ"シンジケート
6 「The drug history」
7 笑うドラッグマン
8 麻薬"クスリ"のない社会に



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