【書評】「野生の教育論―闘争心と教養をどう磨くか」野村 克也
2015/12/13公開 更新
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
データと頭を使うID野球を標ぼうする野村さんの一冊です。すべてに理由を求めるID野球では、技術だけでなく知恵、データも使うのです。
意外なのは、頭を使いながらも、勝ちたい!という強い意志を大切にしているところ。技術、データだけでなくチームを引っ張るリーダーの姿勢も大切なのです。
野村さん、良い本をありがとうございました。
| 無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・たとえムダに思えることでもガムシャラに取り組む時期がなければ、真の意味で自分の限界を知ることができないというのも事実なのだ(p40)
・練習とは、試合で起こりうる状況を想定したうえで行ってこそ意味がある。コントロールに不安があるのなら、たとえば「最低5球続けてコースに投げられるまでは練習をやめない」というように、自分なりに課題を課しながら行うべき・・(p145)
・「人は叱ってこそ育つ」叱られることで、選手には「なにくそ、見返してやる!」という反発心が生まれる(p163)
・どうも最近の若い人のなかには、正しい自己評価をできていない人が増えているようだ・・・甘やかし、厳しい評価を与えないから、うぬぼれ、勘違いするのである・・他人からのシビアな評価が、目の色を変えさせるのである(p251)
・若いときは人の3倍練習したし、毎夜の素振りは引退間際まで欠かさなかった。けれども、それを「辛い」「苦しい」とはまったく感じなかった。それどころか、「楽しい」と思ったものだ。なぜか・・忍耐の裏側には希望があったからだ(p254)
・なぜ一流は同じ失敗をしないのか。小事を大切にするからである。わずかな違い、微妙な変化に即座に気づき、反応できるからだ(p261)
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 87,910
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
【プロローグ】なぜ、私が「野生の教育論」を語るのか
【第1章】野生とは「闘争心×教養」である
【第2章】マー君、神の子、不思議の子――「連勝記録世界新」は、いかにして生まれたのか?
【第3章】野生を支える「教養」をどう磨くか
【第4章】選手や部下の悔しさを引き出し、"眠った野生"に火をつける言葉
【第5章】我慢力と感謝の心の育て方
【第6章】小事が大事を生む
【エピローグ】美意識と自己肯定で強く生きる
著者経歴
野村克也(のむら かつや)・・・1935年、京都府生まれ。54年に京都府立峰山高校を卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)へテスト生として入団。3年目に正捕手に定着し、4年目に初めて本塁打王のタイトルを獲得。65年に戦後初の三冠王になったのをはじめ、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回などタイトルを多数獲得。70年からは選手兼任監督となる。その後、「生涯一捕手」を宣言し、ロッテオリオンズ、西武ライオンズに移籍。80年に45歳で現役を引退、解説者となる。89年に野球殿堂入り。90年にヤクルトスワローズの監督に就任し、4度のリーグ優勝、3度の日本一に導く。99年から3年間、阪神タイガースの監督、2002年から社会人野球のシダックス監督、06年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任。10年に再び解説者となり、現在多方面で活躍中
読んでいただきありがとうございました!































コメントする