「伝える力」池上 彰
2015/10/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
要約と感想レビュー
■テレビで解説の分かりやすい
池上さんの一冊です。
NHK「週刊こどもニュース」を
10年担当し、その後
2005年にフリーとなっています。
こどもにもわかる解説が、
フリー後の仕事の基盤と
なっているようです。
・自分がわかっていないと、相手に伝わるはずがない・・深く理解していないと、わかりやすく説明できない(p19)
■内容としては基本的なものと
なっています。
謙虚に理解する。
分かりやすい表現。
理屈と感情に訴える。
後半は、
ビジネス文書の書き方と
読み返す、
読んでもらう、
アウトプットする等、
良い文章を書くコツが
まとめられています。
・プリントアウトして読み返す・・寝かせてから見直す・・寝かせる期間は、長い文章であれば、できれば一週間ほどです(p127)
■最後は、インプットが大切、
ということで締めています。
全体として伝える力は、
基本が大切と理解しました。
池上さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・まず「自分は何も知らない」ことを知り、他者から謙虚に学ぶことです。この姿勢さえ持ち続けていれば、コミュニケーション能力は確実に向上していきます(p37)
・会議では一人一人の目を見ながら話す(p64)
・「機能的」「絶対的」「政治的」など、日常よく使う言葉も、もう一歩踏み込んで考えてみると、いったい何を意味しているのか、曖昧な場合が少なくありません(p149)
・自分で書いた文章を客観的に見るためには、音読してみることも効果的です。私の場合は、本を出すために書いた原稿を全部声を出して読み返すこともあります(p129)
・質の高いアウトプットをするためには、インプットが欠かせません。書くことを生業としている人、たとえば作家と呼ばれる人の多くは、若いころから現在に至るまで、実にたくさんの本を読んでいます。それこそ年間に300冊、500冊読む人も珍しくありません(p186)
・陰口を言わないこともとても大切です・・悪口は本人に面と向かって言えるレベルにとどめるべきなのです(p82)
【私の評価】★★★☆☆(71点)
読んでいただきありがとうございました!
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目次
第1章 「伝える力」を培う
第2章 相手を惹きつける
第3章 円滑にコミュニケーションする
第4章 ビジネス文書を書く
第5章 文章力をアップさせる
第6章 わかりやすく伝える
第7章 この言葉・表現は使わない
第8章 上質のインプットをする
著者経歴
池上 彰(いけがみ あきら)・・・1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学卒業後、NHKに記者として入局。事件、事故、災害、消費者問題、教育問題等を取材。2005年に独立。名城大学教授、東京工業大学特命教授。
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