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「ストックビジネスの教科書」大竹 啓裕

2015/10/30公開 更新
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ストックビジネスの教科書

【私の評価】★★★★★(93点)


■事業にはフロービジネスと、
 ストックビジネスがあるという。


 建築業がフロービジネスなら、
 不動産業はストックビジネス


 周りを見回すと
 いろいろなストックビジネスが
 あることに気づきます。


 たとえば、
  ホームセキュリティ
  コンビニ(フランチャイズ)
  携帯電話(2年縛り)
  プリンターインク
  保険・・


・セコムの「機械警備」・・・
 契約期間は5年間で、値引きは一切なし(当時)・・
 雪だるま式に売り上げと利益が伸びていく(p16)


■フローは働き続けなくてはなりませんが、
 ストックは継続的な収入が
 約束されています。


 ストックビジネスなら
 どんな人でも安定収入が得られる
 可能性が高まるのです。


 レストランを経営していたカーネルサンダースが
 フライド・チキンのレシピを売ろうと思った時に
 ケンタッキー・フライド・チキンという
 ストックビジネスが生まれたのです。


ストックビジネスとは?
 1 継続的にお金が入る
 2 売ることができる
(p51)


■貸し会議室やレンタルオフィスを
 手がけている著者だけあって、
 ストックビジネスで注意すべき点が
 最後に出てきます。


 実業をされている人だから
 その怖さも知っているのでしょう。


 大竹さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・フランチャイズの「核」とは、
 ラーメンを作るための「秘伝のレシピ」であり、
 それを売るための「ビジネスモデル」・・
 それをコピーして広げることで、規模の大きな
 「ストックビジネス」を作る方法を
 学びました(p20)


・ドワンゴのビジネスモデルは・・
 プレミアム会員を月額540円(税込)の
 定額制にすることで、
 これが大きなストックになっています(p24)


・コカ・コーラの場合の先行投資は、自動販売機・・
 売り上げが期待できる自動販売機を
 数多く設置することによって、
 販売数は増大していきます(p66)


・最強の投資家バフェットは「ストック思考」・・
 長期間保有すること・・・
 投資先に選らんでいたのが、
 カミソリのジレットやコカ・コーラなど、
 ストック性の高いビジネス(p63)


・1年間で100回以上のセミナーを開催しました。
 貴重なリストを蓄積することができました・・
 無料メルマガの登録者数も順調に伸びて、
 今では1万3千人以上の購読者がいます・・
 そして、セミナーの参加者やメルマガ購読者に向けて、
 交流会参加の割引がある
 年会費制度(年5万円)を始めました(p154)


・「ストックビジネスは経年劣化する」ことと
 「人間の飽き」というものの恐ろしさ・・
 飽きられないように定期的にメニューを
 変えるようにしました(p192)


やめさせない仕組み・・
 携帯電話やWi-Fiルーターを契約しようとすれば、
 多くの場合2年縛りの契約を結ぶしかなく・・
 解除期間も、ほとんどの人はいつなのか
 覚えていないでしょう(p201)


・《Pepperの料金プラン》
  本体価格19万8000円(税別)
  基本プラン1万4800円(税別)×36ヵ月
  保険パック9800円(税別)×36ヵ月・・・
 3年間使い続けると購入者は合計108万3600円(税別)
 支払う仕組みになっています(p225)


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【私の評価】★★★★★(93点)


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■目次

第1講 「ストックビジネス」とは何か?《理論編》
第2講 ストックビジネスへの道
第3講 ストックビジネスの収益構造を理解する~「収益ユニット」を極める~
第4講 ストックビジネスを極める~「チューニング」が9割~


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