【書評】「雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays」橘 玲
2015/01/04公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
世の中のカラクリを考えようという一冊です。年金、医療、教育といった日本を支える仕組みが、破たんしようとしているのです。
例えば、大半の病院は赤字で倒産の危機にあるという。そのためなのか、日本人の八割近くが病院で死ぬのですが、終末期の医療費は一カ月100万円以上と高額なのです。
しかし、人は必ず生きていきます。だから、どんなことになっても日本は大丈夫なのでしょう。橘さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・サラリーマンは定期預金に似ている・・・自営業者や個人事業主、会社経営者の人生は株式投資に似ている(p7)
・風俗の世界は需要の割に競争相手のレベルが低く、まともな知能と経営能力があれば確実に儲かる(p160)
・日本でカジノを合法化できないのは、公営ギャンブルの既得権を守るためである・・・ラスベガスのカジノでは、この控除率は1~5%・・競馬、競輪などの公営ギャンブルの控除率は25%、宝くじにいたっては売上の50%が胴元である宝くじ協会に召し上げられ、その収益が関連団体に配分されている(p212)
・日本でもホームレス向けの簡易宿泊施設を運営する民間組織がある。彼らはホームレスを収容すると、住民登録をして生活保護を申請する。・・・ホームレスを掻き集めてくれば莫大な利益が転がり込む(p225)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
1 幸福の法則
人生設計
生命保険
年金
FAQ よくある質問とその回答
橘さん、あなたは誰ですか?
人生を金勘定で語るだけでいいの?
どうすれば経済的に成功できますか? ほか
2 正しさの問題
年金制度を廃止しよう
国家に国民を保護する義務はない
貧しい者がより貧しい者を搾取する生活保護 ほか
著者経歴
橘玲(たちばな あきら)・・・2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。
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