「部下はなぜ、あなたをそんなに嫌うのか?」小山昇
2014/07/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(89点)
要約と感想レビュー
■小山社長が教える
社員をやる気にさせる手法です。
小山社長は仕組み作りが得意なのですが、
思ったよりも情緒的です。
まずは、部下への声掛けし、
それを記録する。
コミュニケーションは、
平等にしないと
えこひいきに見えるからです。
さらに、職場ではサンクスカードを配り、
自宅に手紙を書けば、満点でしょう。
・かつて私がダスキンの店長をしていたころ、私は手帳に、部下の名前と日付けとを記した表を作り、「誰に、いつ声をかけたか」をきちんと記録していました・・・(p41)
■仕事の管理は、
毎日チェックが基本です。
何を指示したか記録し、
指示が守られていなければ、
また指示する。
よく頑張っているとか、
仕事に前向きといった
情緒的な評価は間違いのもとなのです。
仕事は可能な限り
数字で評価されるべきなのです。
・部長をしていたころ、私は部下に仕事を命ずる際は市販の発注書を使っていました。・・・私は毎週日曜日に発注書と納品書を突き合わせて、納品が遅れている者には翌月曜日に「早くやりなさいい」と、新たに請求書を出していました。(p143)
■非常に仕組みが勉強になりました。
現在、サンクスカード配布と
声掛けの数を
表で管理しています。
このまま続けてどういった
変化があるのか楽しみです。
小山さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・作業の進捗状況はどうか、営業成績や業務の生産性はどうかといった客観的な尺度に着目し、彼らの仕事の現状を把握します。チェックは毎日・・(p129)
・「部下に対しては、6回までは指示したうちに入らない」というルールを設けています。・・とにかくしつこく指示をし、チェックをし、叱り、褒めなければ仕事をしないのだと肝に銘じておいてください(p138)
・今日、お客様の様子はどうだったのか。どんなことを言われたのか。どこを褒められたのか、あるいは叱られたのか。何かご要望はなかったか・・・「お客様情報は上長が部下に聞きに行くこと」とルール化しています(p185)
・わが社のオフィスは壁一面がホワイトボードになっていて、そこへ各種の情報を書き写しています。・・・常に部門の状態が目に入ってきます(p146)
・部下の頑張りを認めたら本人の自宅に葉書を送ってやることです・・「○○君、5年目の結婚記念日おめでとう。ところで先日の案件が成功したのは、君の奮闘があってこそだった。どうもありがとう」というふうにです(p109)
・部下と飲むときにでも、雑談にまぎれて「お前、何かしたいこととか、夢とかある?」と質問してごらんなさい・・・すかさずこう返すのです。「その夢をかなえるには、仕事で成果を出して収入を増やさないといけないよな。俺も協力するから頑張ってみろよ」と。(p115)
・「あの難しい仕事をこなした君だからこそ、またやってもらいたいんだ」と言うのをお忘れなく。煽(おだ)てるだけなら1円もかからない(p101)
・実は指示に反発する部下、あなたに「生意気だ」と思わせるような部下は優秀なのです・・反発とは往々にしてコミュニケーション不足や説明不足から生じるもの・・(p175)
・荒井も担当者ニュースを渡すようにしたところ、なんと2011年度の優秀社員賞を獲得するまでに著しく成績が伸びたのです・・・担当者ニュースでお客様に担当者の素顔を知ってもらい、商品以上に人を見てもらう(p202)
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【私の評価】★★★★☆(89点)
目次
第1章 コミュニケーション編―楽しくなければ会社ではない
第2章 人づくり編―「教える」以上に「育てる」こと
第3章 管理術編―「人」を管理する職場は暗い
第4章 自律編―信頼されるリーダーの仕事術
著者経歴
小山 昇(こやま のぼる)・・・1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。全国各地で年間240回の講演・セミナーを開催している。1999年度「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」を受賞。2000年、2010年には「日本経営品質賞」を受賞
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