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「経営の見える化」小山 昇

2014/07/05公開 更新
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経営の見える化


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

■小山社長の「見える化」の仕組むを
 教えてもらいましょう。


 まず、社長の想いを見える化する。
 「経営計画発表会」を行いましょうと
 提案しています。


 松下電機で松下幸之助がやっていた
 経営発表会を真似ているようですね。


・社長は、社員、金融機関、来賓を集めて、「自分の声と、自分の言葉」で解説する儀式=「経営計画発表会」を執り行うべきです(p26)


■経営も、
 部門ごとに儲かっているのか
 どうなのかを見える化しています。


 それも月次です。
 そしてその結果が、
 給与や賞与に影響する。


 これだと社員は、
 頑張らざるをえません。


・会社や部門の利益が減れば、給与や賞与が減る・・「武蔵野」では、部門ごとに利益計画を立てています・・月次の損益を表示するソフトを導入しています(p106)


■年一回、社員が他の職場を見る場がある。
 真似して成果を出すと賞与が倍。
 現場100回を表にして貼り出す。


 サンクスカードで感謝を見える化。
 いろいろやれることがあるんだな~
 と思いました。


 小山さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・はじめて「経営計画書」をつくるときは、理想ばかりを語らない。
 ・「今、できていること」
 ・「ちょっと頑張れば成果が出そうなこと」を書くのが基本です(p37)


・「独力で頑張る人」より、いいことを「真似した人」を評価しなさい(p61)


・本社1階のミーティングルームには「飲み会の報告書」が貼ってあります・・席は、「くび引き」・・「チェックイン」と称するスピーチを全員が行います・・最後は「チェックアウト」。30秒ずつ、「今日の飲み会の感想」をいい合います(p68)


・コミュニケーションに関する方針(株式会社武蔵野の例)
 1.マンツーマン
 (1)面台、実行計画書と評価シートに基づき月1回・・
 (2)・・・マンツーマンで話しをできる場の設定を行い、月1回以上・・同行、飲み会、昼食など。・・
 2.全体
 (1)サンクスカード・・・(p47)


・コミュニケーションの基礎は「回数」(p64)


経営の見える化
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小山 昇
中経出版
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【私の評価】★★★★☆(84点)



目次

第1章 「社長の思い」の見える化
第2章 「お金の流れ」の見える化
第3章 「儲かっているかどうか」の見える化
第4章 「現場の仕事」の見える化
第5章 「情報」の見える化
第6章 「評価」の見える化


著者経歴

 小山 昇(こやま のぼる)・・・1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。全国各地で年間240回の講演・セミナーを開催している。1999年度「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」を受賞。2000年、2010年には「日本経営品質賞」を受賞


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