【私の評価】★★★★☆(82点)
■トリンプでのスピード経営で、
18年連続増収増益を達成した吉越さんの
経営法です。
やはりなんといっても、
大きな特徴は、社長直轄の早朝会議でしょう。
毎日、一時間から一時間半で
40~50のテーマを話し合います。
社長と担当者が、
議論して決定する。
たった2分程度で決まるのです。
・私が議題を選び、担当者が報告する。
私が質問をして、担当者が答える。
煮詰め方が甘ければ、さらに私が突っ込んで、
担当者が負けじと言い返す。
私を見事納得させることができれば、
次の議題にパッと移ります。
この間、一分~二分弱です(p12)
■宿題は、翌日に期限が切られるので、
担当者は必死に対応することになります。
社長が相手ですから、
担当も必死でしょう。
それも残業が禁止ですから、
時間内でできることをするしかない。
これがスピード経営を
支えているのだと思います。
・どんな業務であれ、必ずデッドライン(締め切り)が
つけられます。デッドラインは基本的に翌日。・・・
最長で一週間までデッドラインを設定できます。
一週間でも難しいときは、工程表を報告させます(p16)
■私も、吉越さんに近い上司に
仕えたことがあります。
毎朝の会議が真剣勝負。
自分のレベルが急速に上がりました。
自分なりのスタイルが作れれば、
楽しいのだと思います。
吉越さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・早朝会議が終わって三十分ほど経つと、
社員それぞれのPCと携帯電話に、
会議の議事録メールが送られてきます(p54)
・トリンプでは、川があるなら
とにかく飛び込め、と教えています(p1)
・仕事が早い人は、机の上がきれいです(p22)
・先日の会議では、特別ボーナス決定のプロセスを
オープンにしました。・・「特別ボーナスを出したいが、
そのためにはあと○○円売ってもらわなきゃならないよ」
と発破をかけたのです(p64)
・なぜ利益が思うように上がらないのか。
その原因を突き詰めていくと、じつはやるべきことを
やっていないだけというケースが非常に多い・・・
打てる手はすべて事前に打つ。当たり前のようですが、
それが利益を生む最大のコツなのです(p157)
・組織がフラットだとトップの決断が活きてくる・・・
トリンプは、私がトップで、その下に本部長、
部長、課長、一般社員と続く。(p177)
・私は機会があればなるべく現場に
顔を出すようにしています・・・
「いま売れてるのはどれだ?新商品を見て、
お客様はなんて言ってる?
「この棚、空いているよ。在庫ないの?」(p180)
【私の評価】★★★★☆(82点)
■目次
第一章 スピードのない会社は生き残れない
第二章 会議でスピードは速くなる
第三章 利益を生み出す「ムダ取り仕事術」
第四章 仕事を100倍面白くする方法
第五章 デキる社員は勝手に育つ
第六章 利益を生む組織を作りなさい
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