「気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える」中谷 彰宏
2013/12/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
中谷さんは雑談のプロです。インタビューを受けたら、最後の5分で逆に取材するという。例えば、「どういう仕事をやっているの?」「何系が好きなの?」と逆取材するのです。
タクシーでも運転手に話しかける。何事も情報収集です。ちなみに中谷さんの母親は、運転手さんの肩を叩いてすぐに話しかけていたという。京都や大阪では、一部の運転手さんは話題に勝手に入ってくるという。
・私が30分のインタビューを受ける時は、25分を取材にあて、残り5分で、(p31)
中谷さんは、パターンを持っています。相手が見ていることをネタにする。相手の興味のあることをネタにするのです。相手の興味を見つけることが得意なのでしょう。
だから応接室に入ったら、絵を見るのです。社長は好きな絵を飾っていても、自分からは言えませんから、そこをついていくのです。
・相手が壁の絵を見ていたら、壁の絵についての話をします(p87)
やはり、本音は雑談や、飲み会でしか出てこないのです。ただ、飲み会は、部下のストレスを増やします。飲み会ばかりはできませんから、普段の短い雑談がストレスなしのコミュニケーションとして大事になるわけです。
中谷さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・会社で部下から慕われて「あの人についていきたい」と言われる上司は、仕事ができる人ではありません。単に、コミュニケーションが上手な人です。(p5)
・雑談は、相手を油断させる作戦です。本当は何かというホンネをボロッと言ってしまうのが雑談なのです(p36)
・茶器のよさはわからなくてもいい。ただ、茶器を見る人はほとんどいない(p116)
あさ出版
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
第1章 たった5分の雑談で人生が変わる。
第2章 エレベーターの雑談で、チャンスがつかめる。
第3章 雑談することで、ネタが集まる。
第4章 廊下の雑談で、勝負がついている。
第5章 雑談で、距離が一気に縮まる。
第6章 雑談した人を、好きになる。
著者経歴
中谷 彰浩(なかたに あきひろ)・・・1959年生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。1984年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。1991年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。著書は、800冊を超す。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社で「中谷塾」ブランドの書籍を刊行。
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