「しごとが面白くなる平賀源内―江戸のベンチャービジネスマンの失敗に学ぶ」糸川 英夫

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しごとが面白くなる平賀源内―江戸のベンチャービジネスマンの失敗に学ぶ

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■平賀源内というとエレキテルを作った、
 というくらいしか知りませんでした。


 平賀源内が得意だったのは「博物学」で
 植物や動物、鉱石や金属に興味を持っていました。


 日本全国の珍しい草木鳥獣魚介昆虫金玉土石や
 外国の物産を集めて「物産会」を開いています。


・源内には核となり得るものがなかった。・・
 もしあなたが今いろいろなことをやりたいと思っているとしたら、
 まず核になるものは何かを決めることが大切である(p118)


■ところが、平賀源内は物産会を開いたり、
 貝の百科事典を作ったり、
 鉱石を発見したり、
 いろいろなことに手を出しています。


 発明も、石綿で防火布を作ったり、
 寒暖計を作ったり、エレキテルを作ったり
 していますが、どれも続かない。


 どれもアイデアは良いのですが、
 事業にはならなかった。


 今一つ、深堀りと継続がなかったのです。


・平賀源内に欠けていたものは、その二つであった。
 人間の組織をいかにつくるのか、そしてそれをいかに上手に
 維持していくか、ということに関して徹底的に無自覚であった(p33)


■糸川先生の分析では、平賀源内は、
 町の発明家であったとしています。


 ちょっとした発明をして小金が入ればうれしい、
 といったレベル止まりであったと。


 エジソンやファラデーのように
 アイデアから事業化したり、
 学問を形作ることはできませんでした。


 確かにそうだけれども、
 それでも平賀源内はたいしたものだなあ、と
 私は感じます。


 糸川さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・『聖書』には、嫉妬は人間の本性であって
 それを避けて通ることはできないんだと書かれている。
 だから、イスラエル人と話していると、人間は 
 ジェラシーを避けて通ることはできないのだから、
 日常、それを直視して生きるべきだ、ということをよくいう(p49)


・第一の人生の後、再々出発ということになった時、
 どういう出発をしたら良いか。
 今までやらなかったことに挑戦したほうがいいと思う。
 今までの視点で見えなかった部分で能力が発揮できる
 かもしれないからである。(p126)


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糸川 英夫
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【私の評価】★★★☆☆(77点)


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■目次

第1章 平賀源内における失敗の研究
第2章 マルチ人間平賀源内の軌跡
第3章 平賀源内の脱サラから何を学ぶか
第4章 科学者としての平賀源内の力量
第5章 本職と余技
第6章 平賀源内と発明
第7章 組織工学からみた平賀源内
第8章 ふたたび「嫉妬」について考える


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