「気くばりができる人できない人」斎藤 茂太
2013/04/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■世の中には、人脈の広い人、
人間関係の達人がいます。
どうしてこの人の周りには
人が集まってくるのだろうか。
「人間関係」とはいったいなんなのか?
この本では、「ちょっとした一言」や行動で、
「好意を示す」ことで、
達人に近づくことを目指します。
・相手の「自慢したいもの」を感知したら、
すかさずほめろ(p126)
■基本的にその人といて、
悪い気分にさせないのが基本です。
そのためには相手を知ること。
気づかれないように褒めること。
相手の性格に合わせること。
できれば、相手が一緒にいて
楽しいなという気持ちにさせることが
できれば成功でしょう。
・常識的なことであるが、会う前に相手のことを
調べておくのは大事なことである。・・・
・何年にどこで生まれて、どんな家庭環境で・・
・家族構成はどうなっていて、住まいは・・・
・交友関係はどうか・・
・どんな仕事をしてきたか・・
・最近はどんなことをしているのか・・・(p77)
■日頃、言葉では表せませんが、
気にしていることが書いてあるように思いました。
大切なことは見えないんだよ、
という言葉が頭に浮かびました。
無理に褒める必要はありませんが、
お互いに楽しい気分になるような
配慮が大切なのだと思います。
斎藤さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いろいろな方から著作を贈呈されることがあるが、
私はいただいたらすぐに礼状を書く・・・
これからじっくりと読ませていただこうと、
楽しみにしております・・(p230)
・よく「勉強しなさい」と親や言う。・・・
では、親は勉強しているだろうか。
親が本を読んでいるだろうか。
子どもは「親の言葉」より
「親の後ろ姿」に学んで育つ(p164)
・「土産」といっても「モノ」とは限らない。
「土産話」だって「土産」のうちである。
ジャーナリストが官僚や政治家を取材するときでも、
「土産」を持っていくそうだ。もとろん、「モノ」や「カネ」
ではなく「情報」である。官僚は人事情報が好きだし、
政治家も他の政治家の話を聞きたがるという(p89)
・20歳は論客たれ、
しかし40歳をすぎたら議論に負けよ(p200)
三笠書房
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
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