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「人間関係で「キレそう!」になったら読む本」斎藤茂太

2016/01/22公開 更新
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人間関係で「キレそう!」になったら読む本 (WIDE SHINSHO)


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

■人間関係の一冊です。


 世の中にはいろいろな人がいて、
 よく切れる人がいたり、
 自分が切れそうになることも。


 こうした経験とともに、
 対応の方法を学んでいくのでしょう。


・感情がすぐに吹き出してしまう人・・・自分はとても価値のある人間と思い込んでいるケースも多い・・また反対に・・自分の弱さを「キレて」隠そうとしている人もいる(p40)


■数は少ないのですが、
 実際に切れる人はいます。


 大声で怒鳴ったり、
 机を蹴った人もいるし、
 「言っている意味がわかりませんね」 
 と言い続ける人もいる。


 最近は、こうした問題が、
 イジメやパワハラといった
 大問題となることもあるので、
 早めに人事担当者に相談してしまったほうが
 良いのかもしれませんね。


・狭いコミュニティで個人レベルで理解し合えないと、けんか、いじめが始まる・・その多くは他人を理解しよう、価値を認めようとしない心の貧しさから発するものが多い。職場内のいじめもそうだ(p44)


■対策としては、
  無駄な会話をする、
  自分の思いを伝える、
  相手に期待しない、
 などですが、完璧な答えなどありません。


 自分で考えてやっていくしか
 ないのでしょう。


 斎藤さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・一見、無駄とも思えるような会話を楽しむことによって、互いにわかり合うだけでなく、周りの人への理解や、仕事の内容についての理解も深まるのではないかと思う。(p87)


・マイペース型の人が問題になるのは、「協力的ではない人」というイメージが定着しているところだ・・ひとりだけ「そっぽを向いている」ように見える(p133)


自分のことをあまり語りたがらない人が、しばしば人から勘違いされる(p135)


・人の目は節穴ではないのであって、「引っ込み思案で、おとなしい人」の隠れた魅力にも、それとなく意を注いでいるものだ。「わざとらしい明るさ」が、そんな周りの人の気持ちを萎えさせる(p13)


・若者の話を聞いているうちにイライラし、「小僧のくせに生意気なことをいって!」・・と思うことが多い人は要注意である・・自分が「偉い」という意識、権威意識が高いから、相手を生意気だと思うのだ(p67)


・「あの人は決断力がある人だ」と見なされているような人であっても、心のうちでは散々迷っているものである。それでも決断できるというのは、むしろ迷いはするが「いったん、こうと決めたらブレない」というほうが正しいのではないか(p106)


・「自分には会社しかない」などと思っていると、その人間関係にちょっとでも溝が入ると絶望したり、キレたりしてしまう・・・ひとつの人間関係だけでは、困ったときの「逃げ場」がないのである(p57)


人間関係で「キレそう!」になったら読む本 (WIDE SHINSHO)
斎藤 茂太
新講社
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【私の評価】★★★★☆(80点)



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目次

「むりな明るさ」は、人を遠ざける
相性の悪い人とは、ていねいにつき合う
「人を変える」より、まず自分が変われますか?
「三拍子揃わない」上司と、キレずにつき合う
いくら「キレ」ても、自分を救えない
キレずに問題解決する、こんなコツ
「決めて」しまえば、感情コントロールができる
「気にしない」と決めると、気にならなくなる
かんたんな「決め事」を作っておく
「悩みバカ」には、締め切りがない

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