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【書評】「ヴォイニッチ写本の謎」ゲリー ケネディ , ロブ チャーチル

2016/01/24公開 更新
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「ヴォイニッチ写本の謎」ゲリー ケネディ , ロブ チャーチル


【私の評価】★★☆☆☆(66点)


要約と感想レビュー


ヴォイニッチ写本とは、1912年にイタリアで発見されイェール大学に寄贈された古文書(写本)です。そこには未解読の文字が記され、多数の絵が描かれており、これまで多くの人がこの写本を解読しようとして失敗しているという。


ヴォイニッチ写本は単なる捏造なのか、本当の新発見の文字なのか。現在はインターネットで公開され、多くの人がヴォイニッチ写本の解読に挑戦しています。


あなたも挑戦してはどうでしょうか。私はやめておきます。ゲリーさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・エセル・ヴォイニッチの伝記を書いたE・タラトゥタによれば、ヴォイニッチはワルシャワで、ロシアの圧政からポーランドを解放せんとするポーランド民主主義運動に参加した・・・1885年に逮捕、投獄され、裁判も無しに二年にもわたってワルシャワ城の狭い独房に監禁された(p16)


・カリアもまた軍の暗号専門家だったが、入念な研究と統計分析の結果、植物額の部に2つの筆跡があるという結論を出し、これをカリアAおよびBと名付けた・・・一方薬学の部の一項と、レシピの項の一枚の明瞭なフォリオは別の筆跡だ。最終的にカリアが写本全体の中に見出した筆跡は、実に12種類に及んでいる(p220)


・ティルトマンは、これが「気違いの出鱈目語や落書きの類ではないし、単なる捏造とも考えていない・・・そう考えるにはあまりに入念、かつ首尾一貫しすぎている」と述べている。この写本の様式及び分量の法外とも言える手の込みよう、およびそこに割かれた労力は実際に感嘆すべきものだ(p305)


▼引用は、この本からです
「ヴォイニッチ写本の謎」ゲリー ケネディ , ロブ チャーチル


【私の評価】★★☆☆☆(65点)


目次


1 醜いアヒルの子
2 ロジャー・ベーコンの暗号
3 秘術師、透視家、エジプト学者 
4 暗号の迷宮 その1 
5 暗号の迷宮 その2 
6 天界の快楽の園 
7 聖別された意識 
8 偽作説今昔 
9 正体見たりシュレーディンガー 



著者経歴


ケネディ・ゲリー・・・作家。多くの雑誌や放送番組で活動。ヴォイニッチ写本に関するプログラム(BBCラジオ4、2001年)では構成を担当、これをもとに翌年TVドキュメンタリーが制作される


チャーチル・ロブ・・・作家。英BBCや独Pro7など多くの番組で活動。2002年に制作されたBBCのTVドキュメンタリー「ヴォイニッチの謎」では監修者を務める


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