「5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎」コンラート シュピンドラー
2023/04/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)
要約と感想レビュー
1991年、イタリアチロル地方で5000年前の男性のミイラが発見されました。ミイラは斧、弓、帽子、靴、服を着ており、解剖の結果、攻撃された可能性もあるということです。
遺体の状態は良く、体内には液体も残っており、氷が溶けたのち、体を緩やかに曲げることができたという。5000年前の弓としては史上初の製作途中のものであり、矢筒の中には2本の完成品と12本の制作中の矢柄だったという。矢筒の中にはその他に紐1本、シカの角の断片4本を束ねたもの、角製の針一本、それに動物の腱二本を束ねたものが入っていました。
また、純銅の刃を持った斧や、牛革製のベルトをしていたとうのにもびっくりです。シュピンドラーさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・イタリアの南チロル自治領の代表と、オーストリアのチロル州の代表が、インスブルック大学解剖学研究所の図書館で会談を持った・・遺体の所有権が南チロルに属する(p110)
・四研究所のデータの平均を取ると、結局今回の遺体は紀元前3300年から3200年あたりということになる(p119)
【私の評価】★★☆☆☆(63点)
目次
第1章 世紀の大発見
第2章 本格的調査の開始
第3章 さまざまな遺物
第4章 服装の謎
第5章 遺体は語る
第6章 故郷をさがせ
第7章 五千年前の暮らし
第8章 再現ドラマ「最後の日々」
付章 エッツィ騒動顛末記
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