「「0円販促」を実現する法」米満 和彦

【私の評価】★★★★☆（83点）

要約と感想レビュー

商品とサービスの魅力

いかに既存客に来店してもらうか、いかに新規客を集めるのか、悩んでいる会社は多いのではないでしょうか。この本では、できるだけお金をかけずに集客する方法を教えてもらいます。

まず、お店の商品とサービスに魅力があることが基本となります。同業他社で販売していないような魅力的な商品であれば売れるでしょう。また、お店の雰囲気や清潔感、スタッフの接客や笑顔も立派な商品です。商品とサービスを組み合わせて、例えば、「エアコン＋取付工事＋10年間修理無料」のように商品化することもできるのです。

・価値を伝える・・価値で勝負すること（ｐ66）

チラシとニュースレター

次は、お店をお客様に知ってもらう必要があります。よくある広告はポスティングですが、各家庭のインターフォンを「ピンポ～ン♪」と鳴らしながらチラシを手渡したり、社員自らポスティングして、地域住民との交流しながらのポスティング手法があるという。

また、コロナ禍では、「飲食店のテイクアウトサービス」でお店のチラシを手渡して販促するのが基本となっています。商品を売り込むことも大切ですが、まず最初に信頼感を構築することが重要であり、著者はニュースレターという形でお店と社員の魅力を伝えることが大事だという。

・あなたのお店を地域住民に認識してもらう（ｐ46）

お店を知ってもらう

最近では、アンケートでお客様の声を集めたり、グループ割や紹介制で、お友達を誘ってもらう施策をしているところを普通に見かけます。こうした本を読んで、効果があるかどうか検証しているのでしょう。

商品を磨き、サービスを磨き、広告を磨き、ポスティングを磨いて継続することで、お店を知ってもらいブランド化できればベストなのでしょう。商売の修行は続くのです。米満さん、良い本をありがとうございました。

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この本で私が共感した名言

・まず最初に決めるべきことは、顧客ターゲットです（ｐ21）

・化粧品を販売する通信販売業界では、最初に「無料お試し5点セット」・・見込み客1人につき、業界平均で5000円～2万円と言われています（ｐ129）

・セミナーは最強の新規集客法・・販売者が先生となり参加者（見込み客）が生徒（ｐ216）

▼引用は、この本からです

米満 和彦、同文舘出版

【私の評価】★★★★☆（83点）

目次

１章　いきなり広告をつくってはいけません！
２章　低コスト集客を成功させる７つのポイント
３章　２００年以上昔から重要視されてきた商売繁盛の極意
４章　「０円販促経営」を実現しよう！
５章　真に商売繁盛を実現する販売促進

著者経歴

米満 和彦（よねみつ かずひこ）・・・株式会社ザッツ 代表取締役。1969年鹿児島市生まれ。鹿児島大学卒業後、印刷会社㈱ゼネラルアサヒに入社。2001年4月、デザイン会社として独立起業するものの、受注に苦戦。その後「売り込み型営業」から「売り込まない営業」にシフトしたところ、全ての見込み客からの受注に成功！この体験をきっかけに販促ツール「ニュースレター」をメイン事業化する。販促ツール「ニュースレター」作成・指導の第一人者として、全国で「ニュースレター作成サービス」を展開し、200以上の企業・店舗が導入。2018年には情報サービス「販促×節税 利益アップ！研究会」を運営開始。

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