「不景気でも儲かり続ける店がしていること」米満和彦
2011/10/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
印刷会社を退職し、独立した著者は、しばらく仕事を受注できませんでした。どうして、受注できないんだ・・・。悩みに悩んだ著者が発見したのは、知らない人に発注する人はいない、ということです。よく知らない業者が飛び込みで来たとしても、その業者へ発注するためには、発注するだけの信頼が必要なのです。
ということは、顧客に対して大切なことは、自分をよく知ってもらうこと。著者は自分を知ってもらうことに集中しはじめてから、だんだんと受注できるようになったのです。知ってもらうためにはニュースレター・メルマガが効果的とのこと。
・人間は「知らない」=怖い、「知っている」=信頼 と感じる生き物である(p103)
ですから著者は、「ニュースレター作成支援サービス」を提供しています。ニュースレターは「仲よくなりましょう」と語りかけているようなものです。それで自分も稼ぐし、お客様にもしっかり稼いでもらっているのです。確かに、お客に情報を提供してうまくいっている例は多いようです。
他にも、1つの仕掛けで集客するのではなく10の仕掛けで集客する、創業時の思いを思い出す、販促は「認知」だけでいいなど本質を突いたアドバイスが満載でした。
ここまで出してくると、経営コンサルタントのようなものなんでしょうね。米満さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・独立から半年後、私は憔悴し切っていました。・・その知人は私の肩をたたき、励まし、その場で仕事の斡旋までしてくれました・・・本書を、故・堀正徳氏に捧げます(p196)
・不景気と言われるこの時代において、人々が求める店舗像とはどのようなものは?それは明るい店です(p33)
・車販売の世界では、年間100台販売すればトップ営業マンになれるそうです・・・一人ひとりのお客様が5年に1回車を買い替えるのであれば、常に「500人」のお客様とじっくりつき合えばいいのではないか?(p156)
同文館出版
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
1章 間違いだらけの販売促進
2章 販売促進の「正しい順序」
3章 新規客獲得―10の仕掛けで集客しよう
4章 固定客化―小さな店の最大な武器で定期接触
5章 ファン客化―個人接触で最後の仕上げ
6章 商売繁盛が実現する永久不変の法則
著者経歴
米満 和彦(よねみつ かずひこ)・・・株式会社ザッツ 代表取締役。1969年鹿児島市生まれ。鹿児島大学卒業後、印刷会社㈱ゼネラルアサヒに入社。2001年4月、デザイン会社として独立起業するものの、受注に苦戦。その後「売り込み型営業」から「売り込まない営業」にシフトしたところ、全ての見込み客からの受注に成功!この体験をきっかけに販促ツール「ニュースレター」をメイン事業化する。販促ツール「ニュースレター」作成・指導の第一人者として、全国で「ニュースレター作成サービス」を展開し、200以上の企業・店舗が導入。2018年には情報サービス「販促×節税 利益アップ!研究会」を運営開始。
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