【書評】「50代からの生きかた上手―人生を豊かにする法則 」斎藤 茂太
2018/03/14公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
なんでも意欲があるうちにはじめる
歌人で精神科医の斎藤茂吉の長男であり、精神科医だった著者の50代へのアドバイスです。50代というと肉体的に無理がきかなくなり、まさに人生の曲がり角。そうした体の変調も50代なら当然のことであり、それに合わせてやっていきましょうとアドバイスしています。
体力が弱くなって、あちこちが痛くなり、外見もシワシワになっていくのは当然なのです。ないものを求めるのではなく、情熱という精神的な若さを持つようにするのが、実践的なのでしょう。
趣味でもスポーツでも旅行でも、いまやりたいという意欲があるうちにはじめてみることを著者はお勧めしているのです。
無理がきかなくなったことをマイナスにばかりとらえるのではなく、それを「少し体をいたわりながら、やりなさい」というサインととらえればいいのだ(p16)
本当は自分は何がやりたかったのか?
そして、全力で走ってきた過去を振り返り、本当は自分は何がやりたかったのか?と考えてみる。そうした人生の棚卸しを勧めてくれるのも精神科医らしいところです。50代から人生はまだまだ続くのです。いつからでも新しいことを始めることは可能なのです。
ですから、何でもよいので一歩を踏み出すことが大切なのです。最初の一歩を踏み出してしまえば、二歩目以降は軽くなるというのが、私たちが人生を通じて学んだ智恵なのです。
ほんとうは何がやりたかったのか、そしてこれから何をやりたいのか、家庭のため、社会のためといったことから離れて、自分のために何をしたいのかじっくりと自分の心にたずねてみればいいのではないか(p31)
平凡な人生が素晴らしい
著者の「平凡な人生こそが、素晴らしい人生じゃないか」という問いかけが、精神科医らしいと感じました。
全体的にアドバイスとしては、標準的なものでした。だから自分も標準的、普通で十分ではないかとも思いました。
斎藤さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・子どもが自立し、子どものことが心配なくなり、そろそろ自分たちの生活を楽しもう、と思いはじめる時期に、親の問題を抱えることになりやすい(p100)
・香水王シャネルはいい言葉を述べている。「二十歳の顔は自然の贈り物、五十歳の顔はあなたの功績」(p2)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
プロローグ 五十代はこれからの人生を輝かせるための助走期間
第1章 心に隙間ができてしまうときの処方箋
第2章 人間関係をリフレッシュしてみよう
第3章 若々しい心身を保つ生きかた
第4章 明日に向かって今日を充実させる
第5章 五十代は自分の夢に戻れる時代だ
著者経歴
斎藤 茂太(さいとう しげた)・・・1916年(大正5年)生まれ。医学博士。斎藤病院理事長、日本精神病院協会名誉会長、日本旅行作家協会会長などを歴任。著書多数。
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