「グズをなおせば人生うまくいく」斎藤 茂太
2009/08/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■今は亡き茂太さんのお話は、
無理がなく、すっと心に入ってくるのが
良いところだと思います。
すごい人なのですが、
「私もグズだったけど、
なんとか修正しながらやってこれたよ」
と言われると、そうかな、と思ってしまうのです。
・より高きを目指して、困難に立ち向かってはじめて、
人間としての進歩を遂げることができる。だから、
「私は無能だ」などと悩んでいる人は、見込みがあると
思うのだ(p109)
■この本を読むと、心配性は悪くない。
ただ、心配のあまり萎縮して、
行動できなくなってしまうのが
良くないとわかります。
・新しい仕事を与えられたとき・・・不安から萎縮してしまう
人もいる。・・・失敗して自分の評価が下がることを恐れて
いるのかもしれないが、尻込みした時点でもう、あなたの
評価は下がっていると考えたほうがいい。(p28)
■私が興味を持ったところでは、
茂太さんは、メモ魔だったようです。
なんでも手帳に記録していたそうです。
今も生きていたならブログに
なんでもアップしていたに違いありません。
・"記録グセ"が身につくと、日常風景を見る目が
変わってくる。・・・わからないことを人に尋ねたり、
感動したことを会話のネタにしたり、ふと感じた疑問を
本で調べたり・・・(p114)
■ちょっと落ち込んだときに、
心温かくなる一冊だと思います。
文庫で安いので、ちょっとした時間に
読んでみてはどうでしょうか。
本の評価としては、★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「今できることはすぐやる」習慣が身についた。・・・
たとえば、知人に本を贈っていただいたときなど、
私はその日のうちに必ず礼状を書く。(p49)
・こじつけでいいから、不運を幸運ととらえる発想をするといい。
「左遷」は「新しい仕事に挑戦する好機」、
「仕事におけるミス」は「目的に一歩近づくための、
あるいは大きく躍進するための経験値」、
「経済的な困窮」は「豊かさに向かう出発点」(p160)
・人間の心理は不思議なもので、相手を好きになれば、
相手も自分を好きになってくれるものだ。・・・コツは、
会った瞬間に、相手の目をまっすぐ見て、ニコッと微笑むこと(p204)
▼引用は、この本からです。
大和書房
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決断できる?できない?
やらなきゃ始まらない
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者経歴・・・斎藤 茂太(さいとう しげた)
精神科医。日本ペンクラブ理事。
歌人、斎藤茂吉の長男。
著書多数。
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