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「生きる力が湧いてくる! 感動の言葉: アスリートが教えてくれた人生成功の秘訣」中山 和義

2013/04/17公開 更新
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生きる力が湧いてくる! 感動の言葉: アスリートが教えてくれた人生成功の秘訣


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

 トップアスリートとは、ある種、異常な人たちであると思います。常に結果としてトップであることが求められ、それを実現しているわけです。やはり「才能」が必要だなと感じますが、「才能」のある人はいくらでもいます。実は「努力する才能」が決定的な差を生むというのです。


 例えば、サービスを安定させるために、左手でボールを上げて取る練習を、毎日10分続けてくださいと生徒さんに伝えたところ、3カ月間、続けてくれたのは、たったの一人だったという。


努力の成果なんて目には見えない。しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる(君原健二 マラソン)(p14)


 どんなに才能があっても、努力を続けることができるのか。結果が出ないとき、努力を続けることができるのか。人から否定されたとき、努力を続けることができるのか。不安になったとき、努力を続けることができるのか。そこに差が出るのだと感じました。


 水泳のイアン・ソープも、誰でも人一倍努力すれば成功し、人から尊敬される人物になれる。有名な人と普通の人をわけるのは、何かに打ち込んだ量の差と言っています。


 人間は弱いものですので、一人ではなかなか頑張れないようです。そのために、仕組みで自分を励ましたり、いっしょに頑張る人がいたり、コーチやメンターの価値があるのでしょう。中山さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

本気で勝負をしなかった人間は、真の意味での仲間、一生大事にしていける友人をつくることはできない(清宮克幸 ラグビー監督)(p108)


・自分がうんと熱中すれば、それが他人にも伝わる。みんなが、もっと頑張ろうという気になって、 ファンたちが見にきてくれるようになるんだ(ウィリー・メイズ 野球)(p99)


・選手のやる気を引き出すには感情的なものの言い方をしては絶対にダメだ(中村順司)(p90)


生きる力が湧いてくる! 感動の言葉: アスリートが教えてくれた人生成功の秘訣
中山 和義
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【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

1章 才能か、努力か
2章 結果が出ないとき
3章 自分に勝つということ
4章 指導者とは
5章 仲間とともに
6章 勝負に挑む
7章 生きる力



著者経歴

 中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている


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