「日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう」邱 永漢

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日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう (PHP文庫)

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■何と1993年。
 バブル崩壊後に書かれた一冊です。


 それでも株価は15000円くらい
 あった時代です。


 「次の時代はアジア」
 という邱 永漢さんの言葉は
 やっと現実のものとなってきているようです。


・香港への引越しを決心させた理由・・・
 一番大きな理由は何と言っても
 「次はアジアの時代になる」
 と言う私の考え方(p26)


■邱さんの面白いところは、
 経済を大きい目で見ながら、
 小さい商売もわかることです。


 カネ余りになれば、
 金利が下がりますよ。


 そうすると土地を買う人が出てきて
 土地の値段が上がりますよ。
 これからは賃貸不動産の時代。


 だから賃貸に良い場所、
 東京の都心で高い建物の
 建てられるところがいいね
 といった具合です。


・株価と地価を抑え込んだために不景気になって
 税収が減ったら、減税にふみきるのが常識なのに、
 増税しましょうと来たから、
 さすがの私もあっ気にとられてしまった(p29)


■商人というのは、
 大きい経済の流れを見ながら、
 自分の小さい商売も見ることが
 大事なのだなと思いました。


 邱さんなら今の日本を見て、
 天国でどんなことを言っているのでしょう。


 邱 永漢さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・一つの国の文化を知りたければ、
 その国の言葉を研究しなさい 
 というのが私のアドバイスである(p176)


・中国人は・・・学校を卒業して一時、
 会社に就職して他人のメシを食うことはあるが、
 それは、1仕事を覚えるため、
 2もっとよい職業に変わるまでの腰かけとして、また、
 3独立をする下準備に、といった目的があってのことだ
 と思ったら間違いない(p192)


・日本人は勤勉を絵に描いたような働き者であった・・・
 一国の経済が発展するかどうかは、
 その国が働き者によって構成されているか、
 それとも怠け者によって構成されているか、
 によって運命が分かれる(p160)


・日本人が世界の金持ちになったのは、
 日本人が人々の欲しがる工業製品を
 つくり出すことに成功したからである。
 自動車でも家電製品でも・・(p168)


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邱 永漢
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【私の評価】★★★☆☆(72点)



■目次

1 メシのタネはアジアに在り
2 財テクはバブルを踏みこえて
3 豊かさの中にこの貧しさ


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