「天下城(上・下)」佐々木 譲

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天下城〈上〉 (新潮文庫)天下城〈下〉 (新潮文庫)

【私の評価】★★★★☆(82点)


■織田信長、豊臣秀吉の時代。


 戦国の世では、
 鉄砲が使われるようになり、
 城の形は、山城から平城へ、
 土塁から石垣へ
 変わっていきました。


 この本では、
 石積み集団である穴(あのう)太衆の
 石積み職人の人生をたどり、
 戦国の世を感じさせてくれます。


■「攻め落とされぬ城を作ってみたい」

 という石積み職人の主人公と、

 「天下一の城を作りたい」

 という織田信長。


 タイプは違えど、
 なにかを求める男の姿には、
 かっこいいなと感じました。

 しかし、人生五十年。(今は八十年)

 一生は短く、
 人が成し遂げることの限界も
 感じさせてくれます。


・市郎太、ひとは何か、こう
 激しく求めるものがないといかんぞ
 それなしでは、まちがいなく老ける。
 そういうものを持て(下p427)


■抵抗なく読み切ることのできる 
 二冊でした。

 こうしてゆっくり歴史小説を
 読んでみるのも一興ですね。


 佐々木さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・誰に使われようと、そこで見たこと
 聞いたことは他言せぬと、周りが信じるからこそ、
 この者たちは石積み職人として、
 ほうぼうから声がかかります・・・
 見ざる言わざる聞かざるは、
 石積み職人の不文律にございます(p127)


・竹をほどの太さに束ねて、
 これを木柵の外側に並べるのです。
 竹束は、種子島の弾をかなり防ぎます(上p168)


・火薬の製造に必要な硝石は、日本の国内では産出しない。
 すべて明国からの輸入となる(上p408)


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【私の評価】★★★★☆(82点)


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