「心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために」稲盛 和夫
2012/09/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
■JALを再生した稲盛さんの一冊です。
日頃、話されている内容を
2ページ単位でまとめています。
精神的な教えが多いのですが、
経営者となるとそこが大切。
また、そこが一番
伝えにくいところなのかもしれません。
・私は、今日一日を一生懸命に過そう、そして今日一日一生懸命に仕事をし、さらに工夫を重ねれば、明日が見えてくるだろうと考えてきました(p210)
■常に仕事は一生懸命。
そして改善し続ける。
それが唯一、
偉大なことを成し遂げるための
方法であると言っています。
"小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道"
というイチローの言葉に似ています。
・一歩一歩を尺取り虫のように進んでいく、これが偉大なことへチャレンジする姿勢です(p29)
■内容は素晴らしいと思います。
2ページ単位でもっと読みたいな~
と感じるのは、ないものねだりでしょうか。
そうした方は、稲盛さんの他の
書籍を購入してみてください。
PHPさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分を高めるために読書をしてほしいと思います・・・トイレへも、風呂へも本を持って入ります。そして日曜日が休みのときは、一日中本を読んでいます(p115)
・まずは、自分に与えられた仕事を、明るさと素直さを持ち続けながら、粘りに粘ってやり続けること・・・ひたむきに努めながらも、常にこれでいいのかということを考えるのです(p43)
・成功した人と成功しなかった人の差は、紙一重です。・・・紙一重ですが、越えがたい大きな隔たりがあるのです。それは、不成功者には粘りがないのです(p51)
・私は、才能というものは、集団を幸福へ導くため、天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた素質だと思っています。そのため、たまたま才能を授かった者は、それを世のため、社会のため、
集団のために使うべき(p157)
・鋼鉄製の船に乗った人に、「板子一枚下は地獄」の気分になれと言っても難しいと思います・・・それでも、果敢にチャレンジするためには、環境に甘えることなく、自分を極限にまで追い込める精神力が必要です(p205)
・どれだけの量が売れるのかを予想するのは、非常に難しいものです。この値決めは、経営を大きく左右するだけに、私はトップ自らが行うべきものと考えています(p225)
・組織の最小単位にまで目標を細分化することが必要です。・・また、月々の目標も設定しなければなりません・・・全員に"見える"目標でなければならないのです(p237)
PHP研究所
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
著者経歴
稲盛 和夫(いなもり かずお)・・・1932年生まれ。鹿児島大学工学部卒業。1959年京都セラミックス(現京セラ)を設立。66年社長。1985年会長。1984年に第二電電(現KDDI)を設立。1987年セルラー電話会社を設立し、会長に就任。京セラ名誉会長。
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