「一流の指導者」新 将命
2012/05/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
外資の社長を歴任された新(あたらし)さんの一冊。
サラ・リー社長時代に書いたものですが、守秘義務のせいかあまり具体的な仕事の話はありません。経営者、リーダーのあり方、注意すべきことといった内容です。
・優れた経営者とかリーダーと言われる人は、人をチャージする人(p24)
経営者の視点では、後継者の選び方が参考になりました。経営者の能力とは測れるようで計れない。やはり、時間をかけて、いろいろな角度からチェックするしかないようです。
時間をかけて選ぶだけ優秀な人がたくさんいればの話ですが、なかなか人材がいるわけではないので、そこそこで決断するしかないようです。
・後継者を考える・・・第一のポイントは相性・・最低三~五年ぐらいの時間のテストが必要である。第三番目には、「実績」を評価すること。・・第四番目は評判である。(p122)
本として統一感がなく、やや低い評価となりました。指導者というのは、芸術と同じで答えのないなかなか難しいものなのだと思います。
新さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・交際費、秘書、個室、クルマ・・・これらの使い方に気をつけないと、道を誤る恐れがある(p66)
・逆境こそ、まさに勉強をするチャンス。自分の能力向上のための絶好の機会と肯定的に捉えて、勉強に打ち込むことである。(p194)
・私の場合は30代の時のデール・カーネギーとの出会い・・「効果的な話し方と人間関係コース」というセミナーに出席・・当時の私は人前で話をするのが苦手だった。・・・人前では足がガタガタ震える。(p172)
・講演の対象者、目的、テーマ、内容、期待効果、時間、準備するもの、などについて事前にキチンと打ち合わせをする機会を求める会社がある・・・当たり前のことを、・・当たり前のこととしてやる(p75)
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
著者経歴
新 将命(あたらし まさみ)・・・1936年生まれ。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどで社長、副社長職を歴任。2003年より住友商事など数社の社外取締役を務める。
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