「恐れない技術」桜井 章一
2012/05/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■だれでも「恐れ」という気持ちは
あると思います。
学生なら、
試験で点数を取れるだろうか。
会社員なら、
あの仕事は期限までにできるだろうか。
もし、こうした「恐れ」の気持ちから
開放されたらどんなに幸せか。
そのヒントを「恐れない」伝説の雀鬼から
この本で学びます。
■「恐れない」雀鬼の特徴は、
"想定内"の範囲が普通の人に比べて
広いように感じました。
例えば、
ヤクザが文句をつけてきた。想定内。
骨折した。想定内。
服に火がついた。想定内。
仲間が裏切った。想定内。
これまでの経験もあるのでしょうが、
そんなもんだよ、
と雀鬼の心は少しも揺らがないのです。
・「人間なんて、まあそんなもの」と。
そう、この感覚こそ大切だ。(p59)
■自分に降りかかってくることは、
人災であれ、天災であれ、
素直に受け止める。
そして、自分で考えて行動する。
最悪の結果でも、
せいぜい自分が死ぬくらいのもの。
自分で決めたんだから、
その結果にも自分で責任を持つ。
ダメならダメでいいじゃないか、
というかんじなんですね。
・やると決めてやって、失敗した・・・
しかし、ただそれだけのことである。
次に同じ失敗をしなければいいだけのこと(p106)
■最後に、「自分の人生を生きな」という
アドバイスが心に染みました。
他人の評価を気にしてどうする。
自分が納得していればいいじゃないか。
本のソムリエは、
いまは亡きおじさんを思い出しました。
・君の「物語」の主人公は誰でもない君自身だ。
だから、とにかく自分にだけはウソをつくな。
自分を襲ってくるさまざまな試練を
「おもしれえなあ」と楽しめ。(p199)
■恐れない人生、
自分のための人生とは、
だれもが当たる壁だと思います。
壁を越えるためには
腹をくくらなくてはならないのでしょう。
桜井さん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ゴルフ場の小さなマンホールに足を入れ、
骨折したのも私だし、そのままゴルフを続けたのも私・・
誰のせいにもしない。すべて自分の責任。(p53)
・ダメでも別にいいじゃないか・・・
この感覚をぜひ君に持ってほしい。
なぜなら、君は君以上でもなければ、
君以下でもないのだから。(p88)
・私の経験からすれば、人を怯えさせたり
威嚇するような態度を取る相手には、
恐れずに毅然とした態度を貫くのが一番(p98)
・成長するにしたがって、他人の評価を得るために、
自分を偽るために化粧を施すようになる。・・・
そんなことを何十年も繰り返していたら、
「素顔」の自分で生きられなくなるのだって
当然ではないだろうか。(p191)
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【私の評価】★★★★☆(83点)
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