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「ユニクロ潜入一年」横田 増生

2017/11/25公開 更新
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ユニクロ潜入一年


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

■「ユニクロ帝国の光と影」を出版し、
 ユニクロに二億円の損賠賠償を求める
 訴訟を起こされた著者。


 最高裁まで行きましたが、
 結果的にユニクロの敗訴となりました。


 それでもユニクロは株主総会への
 著者の出席を拒否したことから、
 著者はユニクロへの潜入調査を始めたのです。


■働いてみるとユニクロは、
 上司により働きやすさの変わる
 普通の職場でした。


 人手が足りないためにアルバイトの
 負担も大きく、人材育成も課題は
 多いようです。


 横田さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ユニクロは裁判に負けたが、しかし文春との裁判終了後、新聞や雑誌において独自取材によるユニクロ記事をほとんど見かけなくなったという点では、ユニクロは言論の委縮効果という、実質的な"果実"を手に入れたように私にはみえた(P41)


・私は、「日経新聞」や「朝日新聞」などの他の媒体も同様の記事を掲載していることを指摘し、そうした新聞社の記者も決算会見に参加できないのかと問えば、そうではないとの返事。ではなぜ私だけが決算会見に出席できないのか(P44)


・アルバイトを辞めたい、と申し出た。すると店長が憤怒の表情を浮かべこう言い放った。「あなたがバイトを辞めるのは認められない。大学生はいったんユニクロに入ったら、卒業するまで働くことになっている。途中でやめるのは契約違反だ」(P271)


・B総店長は「オレは、ラゾーナでは三百人を辞めさせたんだ」と自慢気に語っていたというのだ。自分の気に入らないスタッフは、辞めさせるだけの権力を持っているという強烈な自己アピールと受け取ったビックロのスタッフは、戦々恐々とした(p292)


・柳井社長が、本気でユニクロをいい会社にしたいのなら、社長という身分を隠し、ユニクロの現場でアルバイトとして働いてみてはどうだろう(p301)


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【私の評価】★★☆☆☆(67点)



目次

序 章 突きつけられた解雇通知
第一章 柳井正社長からの〝招待状
第二章 潜入取材のはじまり
第三章 現場からの悲鳴
第四章 会社は誰のものか
第五章 ユニクロ下請け工場に潜入した香港NGO
第六章 カンボジア〝ブラック告発〟現地取材
第七章 ビックロブルース
終 章 柳井正社長への〝潜入の勧め〟


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