「スポーツチーム経営の教科書」あずさ監査法人スポーツビジネスCenter of Excellence
2018/12/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
■スポーツチーム経営に絞っており
珍しいなと思った一冊です。
内容は予算の月次管理、情報管理の徹底、
ビジョン、目標設定などと組織として
必要最低限の内容となっています。
月次管理はハードルが高いのですが、
きめ細かい管理のためには
必要な手法でしょう。
■監査法人の書籍ということで、
管理面の最低限の内容となっていました。
経営者としてはこうした最低限のことは
整備するのは当然であり、できるだけ
マーケティングに注力すべきなのでしょう。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・アメリカのMLB(メジャーリーグベースボール)の市場規模は、
1995年は1,693億円でしたが、2010年は7,364億円と、
4.3倍にも拡大しています。
ところが、日本のNPB(日本野球機構)の市場規模は、
1995年の1,531億円が2010年は1973億円と1.3倍しか
拡大していません(p8)
・「ガバナンス」=「組織を規律するための仕組み」
「コンプライアンス」=「常識を含めたルールを守ること」
「アカウンタビリティ」=「チームの活動報告を行い、
信用を得ること」(p14)
・例えばファンクラブの個人情報を
チームがデータで保有している場合、
私用PCに移すことを禁止するような管理ルールを策定、
データのアクセス権者を制限することで
限られた人しかアクセスできないようにするなど、
いつ誰が情報にアクセスしたかを事後的に
チェックできるようにすることが必要です(p45)
・予算が作れれば、その予算に対して実績が
どうだったかを比較・分析することにより、
分析結果を現場に伝え、戦略や活動について
適切な措置を取ることができるようになります(p90)
・状況は刻々と変化していくため、
少なくとも年度予算を月ごとに細分化した
月次予算を作成することが望ましいです(p99)
・1 現状把握:簡易現状診断チェックシート
2 目標設定:目標設定チャート
3 文書化:業務方針書、標準業務フロー(p130)
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
■目次
序章 スポーツチーム経営に今求められること
第1章 スポーツチーム経営に必要な知識「ガバナンス」
第2章 スポーツチーム経営に必要な知識「コンプライアンス」
第3章 スポーツチーム経営に必要な知識「アカウンタビリティー」
第4章 スポーツチーム経営に必要な知識「アカウンタビリティー(予算統制・資産管理)」
まとめ 「ガバナンス」「コンプライアンス」「アカウンタビリティー」がスポーツチームを強くする!!
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