「ブランド王国 スイスの秘密」磯山 友幸
2012/02/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
■スイスというと、
アルプスの山々と、
その間を走る山岳鉄道。
そして、プライベートバンクに代表される
お金持ちが集まる国家というイメージ
があります。
実際に、そのようです。
・スイス富豪三百人・・・「イケア」の創業者・・
医療品大手ロシュの創業者一族・・ビールの「ハイネネン」・・
自動車大手「オペル」・・「ラコステ」などの創業者や
創業一族が名を連ねている(p62)
■まず、税金が安い。
治安もいい。
清潔・整備された国土。
人が集まってくる理由がわかります。
ただ、物価は高いようです。
・連邦税や州税を合わせた税額の比率は最も高い
バーゼル市州で26.4%。最も税率が低いことで有名な
スイス中部のツーク州は15.7%に過ぎない。(p63)
■また、スイスに行きたくなってきました。
スイスは素晴らしい国家ですので、
もう少し、スイスについて、
人の面、政治の面など深堀りしてもらうと
ありがたいように感じました。
磯山さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・スイスは多言語国家で、公用語は四つある。
ドイツ語(正確にはスイスドイツ語)、フランス語、
イタリア語と古代ローマの言葉に最も近いと言われる
ロマンシュ語だ(p142)
・食品世界最大手のネスレ。
セメントで世界一、二を争うホルシム。
世界最大の農業化学メーカーであるシンジェンタ・・
世界トップクラスの企業が数多くスイスに存在する(p8)
・スイスの時計完成品の輸出額は、
スイス時計協会の2003年の統計によると
97億スイスフラン(8500億円)・・・
五位に顔を出す日本の一億2800スイスフランと
比べると、スイスの輸出は72倍(p31)
・スイスは七人いる閣僚が一年交代で大統領を務める
という不思議な仕組みをとっている・・絶対権力者を
好まないスイス人の意識がよく表れている(p80)
・スイスには職業政治家はおらず、
国会議員は全員が本業を持つ。(p166)
・スイスでは、少なくとも「犯罪者」と認定された
段階で、資金が凍結される・・・犯罪者として確定
されない限り、スイスの銀行は彼らにとっては天国だ(p85)
【私の評価】★★☆☆☆(65点)
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今まではスイスと言えば、永世中立国しかイメージしかなかなく
海外旅行先として興味がなかったのですが、歴史的観光スポットの
多いイタリア並みに興味が出てきました。
海外旅行先として韓国、香港、ドバイに行ったことがあり、
いつかヨーロッパ(主にイタリア、フランス)に言ってみたい
考えていたのですが、スイスも候補に入って来ました。
ドイツのベルリンの壁のも捨てがたいし、いつか(10年以内に)
2週間ぐらい休みを取って、イタリア、フランス、ドイツ、スイスに
行くことができたらと思います。