「諸葛孔明 人間力を伸ばす七つの教え」姚磊
2012/02/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■諸葛孔明といえば、1800年前、
古代中国の蜀(しょく)の
丞相(じょうしょう:宰相、参謀)です。
その知恵を中国人研究者に
教えてもらいましょう。
まず、当たり前のことですが、学び、
それを仕事に活用しなくてはなりません。
知恵は使わなければ、
知恵にならないということです。
・知恵は使うことで、さらに知恵となる(p66)
■そして、実行にあたっては、
計画も必要だし、人選も大切。
昔も今も、何かを変えようとすれば、
ものすごい抵抗があります。
そうした人間の特性を理解したうえで、
仕事を進めていく必要があるのでしょう。
・臣下というものは保守的です。
必ず改革に抵抗してきます。
ですから、王の主導の下、改革を支持する
有能な者と実行するのです(p49)
■1800年前も、現代も、
人間というものはあまり変わっていないように
感じました。
環境も道具も社会も変わりましたが、
人間というものの本質は
変わらないのでしょう。
姚磊さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・倹約が国をつくり、ぜいたくが国を滅ぼす(p74)
・「もし・・であればよかった」と悔やんでも
何の解決にもならない。・・・
「この次こそは」と前向きに対するようにする(p24)
・失敗そのものを恐れる必要はない。
恐ろしいのは、原因がわからぬまま
失敗し続けることである(p152)
・丞相(じょうしょう)は隆中(りゅうちゅう)の
抱膝亭(ほうしつてい)という庵で、
- 自分とは何か?
- 自分の存在は世の中にどんな意義があるのか?
と自問する毎日をおくった。(p60)
・若い時分から時の大切さを理解しておかないと、
年老いたときに時分に残されたわずかな時間を
虚しく数えることになる(p89)
・人間は絶望を前にして、その本来の力を発揮する。
絶体絶命の危機を脱しようともがくことで、
人間本来の力に火がつくのだ。(p103)
・一日一章の読書をして読み終わったら要点をまとめる。
生活のなかで気づいたことを書き留めていく。
こういったことを毎日長く続けていけば、
いつしか自分の財産になっていく。(p55)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
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