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「心晴日和」喜多川 泰

2010/04/05公開 更新
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心晴日和


【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

 ストーリー作りの天才、喜多川さんの一冊です。今回も、またやられてしまいました。


 クラスの友だちからいじめられていた14歳の美輝が、病院で老人と出会います。そして、その老人との対話を通じて、自分の心を晴れやかにする方法を学んでいきます。


 自分の気持ちは、自分で決められる。幸福、不幸も自分で決められる。自分が求めているものだけが、与えられるということです。苦難でさえ、自分を成長させてくれるチャンスにさえできるのです。


 美輝は、中学校で人間関係に悩んでいましたが、同じような境遇にいる人は、思いの他、多いのではないでしょうか。では、どうすれば、いいのか。どうすれば、人間関係をよくすることができるのか?自分を幸せにするには?


 家庭も学校もその答えを教えてくれるところは、少ないように思います。だからこそ、この本が必要とされているのでしょう。


・『幸せになりたい』じゃなくて『幸せだなあ』じゃ(p14)


 後半、やや複雑になってしまいましたので、★4つとしましたが、大切なことを伝えてくれる良書だと思います。喜多川さん、よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・そのうち、起こることに幸、不幸を左右されるのではなく、そのとらえ方を考えることによって幸、不幸を自分でコントロールできるようになる(p38)


・人間は、自分が探しているものしか見つけることができないんじゃよ(p26)


・目の前にあるものを見て、誰かの喜ぶ顔が浮かぶ人は、何をやっても成功する人じゃよ(p25)


・自分の居場所を増やすのはとてもいいことじゃ。・・・ただ、別に自分に自信を持つために何かができなければならないというのではない。今のままのお前さんでも十分自分に自信を持つことができる(p67)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★☆(89点)



著者経歴

 喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、1998年横浜市に学習塾「聡明舎」を設立。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。


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コメント(2)

本のソムリエさん、コメントありがとうございました。
また、いつも良書のご紹介ありがとうございます!

喜多川泰さんの書評で衝撃的だったのは、やはり『「福」に憑かれた男』の「士は己を知るもののために死す」でしたが、ある意味今回の★4つも衝撃でした(苦笑)。

次作が待ち遠しいところですが、再読も良いかもですね。

その前に娘が能動的に手にとってもらうことを祈っておりますが・・・汗

益々のご活躍お祈り申し上げます!

ではでは。

最近、感動した本は「心晴日和」です。

少し前になりますが、泣きました。

子供たち全員に1冊買って渡しました。

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