「パーキンソンのリーダーシップ・バイブル」C.N. パーキンソン、M.K. ルストムジ
2010/03/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
「官僚は、仕事の増減に係らず増加していく」「税金は入っただけ出る」(入った以上に出る)というパーキンソンの法則を示したパーキンソンさんの一冊です。"Business is people" (ビジネスは人)という本の翻訳です。
・自分は重要な人物なのだと思ったとたんに、すごい力が出てくる。・・・部下のそれぞれ一人残らず、自分は大事な社員であり役に立っていると感じるようにすべきである。(p24)
パーキンソンさんは、イギリスで経営コンサルタントとして活動していました。「ビジネスは人」というだけあって、パーキンソンさんはそうとう優秀なコンサルタントだったようです。
ロジックが重視されるイギリスでも、結局は、人がポイントであるというのが、経営の根本であるというのは興味深かったです。パーキンソンさん、ありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・馬鹿な社員でも、思ったほど馬鹿ではない・・・相手の誠意のなさは直ちに見抜いてしまう(p22)
・人の見ていないところで叱れ(p68)
・ほめてみたり、叱ってみたりするのが、たぶん一番よい方法だ。(p72)
・難しい問題を扱っていくのが管理職の毎日の仕事である・・・きまりきった日常業務は部下に任せておくこと(p129)
・「がっかりした」という言い方のほうが、間違いを指摘するには、ずっと効果がある。(p156)
・管理職はアイデアを売れ・・・時間厳守、迅速、整理整頓、協力、安全性、品質向上などのアイデアを、来る日も来る日も売り込まなくてはならない。(p174)
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
著者経歴
C.N.パーキンソン(シリル・ノースコート・パーキンソン)・・・1909年生まれ。1934年まで大学で学術的著作に従事。その後、大学で教鞭をとり、1957年「パーキンソンの法則」を発表。パーキンソン研究所を設立して、経営コンサルタントとして活動。
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