「社長が求める課長の仕事力」長谷川 和廣
2009/11/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
2000社の業績を回復させたという長谷川さんの一冊です。この本を読んで、2000社というのはウソではないなと思いました。
なぜ、わかるかというとこう考える、こう伝えるといった具体的な方法が書いてあるからです。
・依頼の内容と同時に三つの情報を伝える・・・メリット・・・デッドライン・・・ノウハウ(p38)
しかし、この本を読む人は、長谷川さんの凄さを本当に理解できるのだろうか、と思いました。なぜなら、会社再建に必要なのは、問題を発見し、それを改善する手法を考え、そして実際に実行していくことです。
この本を読んでわかるような半端の知識や意欲だけでは解決できるものではないはずだからです。長谷川さんの凄さの一端を垣間見ることのできる一冊です。
仕事の参考になりますが、実際に長谷川さんと一緒に仕事をしてみなくてはすべては分からないだろうと思いました。本の評価としては★4つとします。
この本で私が共感した名言
・頼まれたことは、その場ですぐに手をつける(p37)
・私がチェックするのは、仕事の準備の量です。本気で企画を実現させたいなら、企画書に書ききれない部分まで自分なりに調べているはず(p52)
・相手が若手社員の場合は、教育という視点も重要になります。そこで、なぜ自分がこの結論に至ったかというプロセスを頭から説明してあげる(p45)
・オフィススペースをあえて半分にする・・・なぜ狭いオフィスのほうがいいのか。それは不要なモノを処分できるからです(p168)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(88点)
著者経歴
長谷川和廣(はせがわ かずひろ)・・・1939年生まれ。大学卒業後、十条キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソン等で製品のマーケティング、製品マネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンンなど外資系企業で、要職を歴任。1993年会社力研究所を設立。企業戦略・再生のコンサルティングに従事。1995年バリラックスジャパンの代表取締役社長に就任。2000年ニコン・エシロールの設立にともない代表取締役副社長。2003年代表取締役社長兼CEOに就任。
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