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「2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート」長谷川 和廣

本のソムリエ 2009/08/29メルマガ登録
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2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 2000社の赤字会社を黒字にしたという長谷川 和廣さんの一冊です。長谷川さんは27歳のときから、仕事で気づいたことをノートに記録してきたそうです。


 抜群の実績を残している長谷川さんですが、やはり若いときに多くのことを先輩に学んだようです。逆に言えば、先輩から成功の秘訣を学びとることができたからこそ、成功しているのでしょう。


・私が20代の頃、上司によく「おまえ、"ありがたいの心"を持っていないと辛くなる一方だよ」と言われました。(p34)


 長谷川さんの考え方は非常にオーソドックス。奇をてらったものはありません。しかし、それを赤字会社に乗り込んでいって、現場で実践できるのか、それが壁なのでしょう。


 打ち手も的確でなくては再生できないはずですし、従業員の協力がなければ再生できないはずです。実は、長谷川さんの人間性、人間力のほうに秘密があるのではないかと私には感じられました。


・「不人気を覚悟する」「ためらわない」「ひるまない」「誠意を持って、事にあたる」「毅然とした態度を貫きとおす」「忍耐強く行う」(p18)


 書籍としては普通ですが、長谷川さんをもっと研究したくなってきました。とりあえず著作をすべて注文しましたので、さらに読んでいきたいと思います。


 本の評価としては★3つとしました。


この本で私が共感したところ

・宣言すると、足を引っ張ろうとする人が出てくる反面、不思議と応援してくれる人も出てくるもの。(p81)


・私はいつも「逆サイド」から考えるようにしています・・・「売れるピザとは何か?」・・・私の場合は「あまりおいしくないピザを売るにはどうしたらいいか?」とか「乗りたくない自動車って、どんなクルマだろう?」というところから考えます。(p119)


・上司なりに「○○社の業績は最近はどうなのか?」と聞かれたとします。・・・むしろすぐに反応して、30分後に「先ほどの件ですが、2、3当ってみたところあまり芳しくないようです」と不確定な情報であっても、速攻で報告したほうが信頼される(p131)


・上司にとって一番聞きたくないのは「できない言い訳」です・・・このような言い訳は「やる気がありません」という言葉と同義なのです。そしてそこには「あいつはオレの仕事を断った」というマイナスの事実しか残りません(p59)


2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート
長谷川 和廣
かんき出版
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【私の評価】★★★☆☆(77点)


目次

第1章 危機を生き抜く社長の覚悟
第2章 長生きする会社と、しない会社の違い
第3章 3カ月で黒字化を目指す。社長は数字の鬼になれ!
第4章 商品と売り方を改革せよ!企画力とマーケティング力強化のマネジメント
第5章 一枚岩で再建を目指す!社員のモチベーション操縦術
第6章 「孫子の兵法」を実践する自社の強みと弱みを見つけるフレームワーク
巻末付録 先人に学ぶ仕事の27訓



著者紹介

 長谷川 和廣(はせがわ かずひろ)・・・1939年生まれ。十条キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソン等でマーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパン、バリラックスジャパンなどで代表取締役などを歴任。2000年ニコン・エシロールの代表取締役。50億円もの赤字を抱えていた同社を1年で黒字化、2年で無借金経営とする。


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