「三方良しの公共事業改革」岸良 裕司

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三方良しの公共事業改革

【私の評価】★★★★☆(88点)


■土木工事や建設工事で、
 現場のベテラン親方がやっている『段取り八分』と
 工程管理をわかりやすく説明してくれる一冊です。


 そのポイントは次の3つです。


■まず、工程表を作る段階で、
 各工程の「ゆとり」を吐き出させます。


 各担当者は自分の工事で遅れが出ないように
 「ゆとり」を持とうとします。


 親方は、この「ゆとり」を「もう少し短い工程でできるのでは
 ないか。遅れてもいいからチャレンジしてみな」という言葉で
 「ゆとり」を取っていくのです。


■そして、次に、こうして「ゆとり」のない
 工程をつなぎ合わせて、全体の工程を作ります。


 全体の工程表では、作業員が重なっていないか、
 重機がやりくりできるか、クリティカルパスを
 工夫して短くできないかなど、について検討します。
 (これは常識的ですね)


■最後に、各担当者から削った「ゆとり」は
 親方バッファとして一括管理します。


 「ゆとり」は各担当者が持つのではなく、
 親方が持つわけです。


・ゆとりを「見える化」する(p86)


■プロジェクトマネジメントというと、
 工程管理表を作成したり、
 ソフトウエアを導入したりと、
 表面的なことばかり書いた本が氾濫しています。


 それに対してこれほど、具体的に工程管理手法を
 提言してくれる本はなかったのではないでしょうか。


 もし、あなたがプロジェクトを
 管理する立場なら、必読の一冊だと思います。


 本の評価としては★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・サバなしのありのままのギリギリの納期を見せることにより、
 発注者側の協力が得られる(p103)


・「工事は遅れ気味だけど、一日前に終わる予定です」
 なんかヘンだと直感的に感じないだろうか?・・・
 この工程表にはもうひとつ見方がある。
 「5日のバッファのうちすでに4日も使ってしまった。(p76)


▼引用は、この本からです。

三方良しの公共事業改革
岸良 裕司
中経出版
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おすすめ度の平均: 5.0
5 風土体質改革の最も有効な処方箋
5 これぞ公共事業のバイブル!
5 楽しく読めて、元気がもらえる本
5 うーん、まいった(>_<)

【私の評価】★★★★☆(88点)


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